内容説明
仕事人として年月を重ねるほどに、日本独自の建築法へと回帰する――。
体にやさしい建材を使った環境に負荷の少ない住まい。
木材の地産地消と、木組みの技術の継承。
住み手が愛着の持てる家づくりを目指して、全国の大工、建築士ら八人が、日本独自の建築法を活用しようと各地で奮闘する。実話をもとに彼、彼女たちの来し方を精緻に綴った「古民家再生物語」第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukision
56
古民家再生や真摯に住宅建設に向き合う建築士さんたちの8話からなる短編集。実在の人物への取材に基づいて創作されたフィクション,と但し書きされているが,出てくる建物や協会,それに関わった人の名前など実名のようなので,ほぼノンフィクションなのでは?と想像してしまう。可もなく不可もなく,といったところか。2021/10/07
けんとまん1007
48
古民家再生。古材利用。それに携わる8人の方のものがたり。第二章の株式会社アキの加藤さんは知人なので、読んでみた。8通りの物語でありながら、共通して流れるものがある。活かす思考がそれかと思う。伝統的な技術、先達の知恵っと技と思い、資材としての古材のありよう。そこに学び、次につなげること。そして、何より、施主の思いを実現することへの意思だろう。これは、古民家だけでなく、あらゆる場で言えることだと思う。2021/03/14
yoshigon
3
古民家再生の話。フィクションと謳ってあるが実際のお話みたいだった。2022/02/04
たま
3
優しいおうちに違いはないけれど、うーん。2021/05/02