ハーレクイン ヴェネチアの憂鬱

著者名：ケイト・ヒューイット【著者名】/小林ルミ子【翻訳者名】

ハーレクイン（2021/02発売）

• ISBN：9784596126658

内容説明

ヴィットリオはイタリアに広大な葡萄畑を有するワイナリーの経営者。爵位の継承をめぐる家族間の争いを阻止するため、彼は結婚して子供をもうける必要に迫られた。花嫁候補として目をつけたのは、父親の世話をしながら懸命にワイン造りに取り組むアナ・ヴィアーレだ。容姿にコンプレックスをいだくアナは女としての自信が持てず、29歳でバージンのまま、結婚をあきらめていた。ところが、ある日、彼女の身に胸躍るような出来事が起きる。罪なほど魅力的な男性、ヴィットリオに結婚を申しこまれたのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

大柄で太い骨格に、大きな手足のヒロインが、変身を拒んでいたのに、結婚式後のパーティーでは美女に大変身…ちょっとやりすぎな感もあるけど、心の優しいヒロインの物語です。でもやっぱり夫の留守の間に内緒で物事を運ぶのは、常識的にもよろしくないよね。人間愛されてると思うとヒロインのような女性でも傲慢になるということですね。最後は懇願するヒーローの方がいい人のように思えました。事実を知らずに勝手に暴走したヒロインは、もう少しヒーローに謝るべきでしたね。

2015/06/30

[みろん]

ワイン造りに情熱を注いでいるワイナリーの経営者と、爵位の維持のために至急結婚する必要があるイタリア伯爵とのロマンス。　骨太でたくましい体型をした長身ヒロインの醜いアヒルの子物語…なんだけど、真実の側面を見たような奥の深い話だわ…。

2011/12/08

[Mari]

★★☆

2012/03/18

[MOMO]

爵位を持つハンサムな大富豪に見初められたのは、長身骨太女性。しかし、実は彼女は抜群の曲線の持ち主で・・という＜鉢かづき姫+醜いアヒルの子＞的なお話ですが、出てくる人々が皆、一癖も二癖もあってさぁ・・特にヴィットリオ君ｯたら、マザコンでファザコンで、おまけにプライドだけ高いチキンハート野郎なのよ！まぁ意固地だけど、がんばり屋さんのアナマリアちゃんのおかげで、何とか最後は皆ハッピーになったんだけどさ・・ただねぇ・・コンスタンシア母ちゃんの、＜私も被害者よ！＞みたいな態度は、どうもいただけなかったわ・・

2012/01/03