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内容説明
【『歪められた江戸時代』――江戸の歴史は大正時代に脚色された】
「この紋所が目に入らぬか」
「この桜吹雪が、すべてお見通しでいっ!」
「越後屋、おぬしもワルよのう」
時代劇で耳にした名ゼリフに決めゼリフ。悪家老や悪代官に虐げられた庶民を救うため、「水戸の御老公」たちがワルの手先に囲まれながらバッタバッタと敵を斬り倒す。
こんなスカッとするドラマチックなシーンがすべて嘘っぱちだとしたら……。
われわれが大好きだった時代劇は、江戸時代を知らない大正時代につくられた虚構だった事実。
チャンバラは大正時代にアメリカから入ってきた西部劇のモノマネにすぎず、多くの日本人が知る時代劇のヒーロー「水戸黄門」や「遠山の金さん」の悪人退治話は作り話で、「鬼平」はワルを捕まえる前に本人が借金で火の車、「大岡越前」はブラック残業でへとへとだった。
誤解に満ちた江戸の本当の姿が本書にある。
なお、本書は2008年に講談社から刊行された『江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた』『悪代官は実はヒーローだった江戸の歴史』(部分)を大幅に加筆修正、新原稿を追加し再編集したものとなる。
〈本書の内容〉
第一章 歪められた歴史 汚くて浮気好きな江戸の町
第二章 歪められた歴史 リアルな江戸の生活
第三章 歪められた歴史 ブラックな江戸ルール
第四章 歪められた歴史「金さん」「黄門様」の正体
第五章 歪められた歴史「江戸歳時記」の虚と実
第六章 歪められた歴史 関東平野に残る江戸の暗部
〈著者プロフィール〉
古川愛哲(ふるかわ・あいてつ)
1949年、神奈川県に生まれる。日本大学芸術学部映画学科で映画理論を専攻。放送作家を経て、『やじうま大百科』(角川文庫)で雑学家に。東西の歴史や民俗学をはじめとする人文科学から科学技術史まで、幅広い好奇心を持ちながら「人間と歴史」を追求。おもな著書に『西郷隆盛の冤罪 明治維新の大誤解』『九代将軍は女だった!』(以上、講談社プラスアルファ新書)、『教科書には載らない日本史の秘密』(祥伝社新書)、『茶柱が立った」と聞いて、江戸の旦那は腰を抜かす』(じっぴコンパクト新書)、『「八月十五日」は終戦記念日ではなかった』 (ベスト新書)、『裏日本史』(ワニ文庫)、『歴史クイズ式 この地名の漢字が読めますか? 』(講談社プラスアルファ文庫)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
あけの
Go Extreme
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