内容説明
黒猫CPと、クリームパンみたいな手を持つのりやすは、仲良くないのにいつも一緒。傍から見たら下らないけど、とびきり幸福な毎日を過ごしていたある日、突然「私」は黒い親友と白くて丸い手を失った。猫が残していったのは、後悔の念と未開封のキャットフード。それでも日々は続いていくけれど――。これは、猫と暮らす全ての人に贈る、ふわふわの記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
262
【ねこの日のねこねこ大作戦】非の打ち所がないタイトルに誘われて( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。このタイトルは御母堂さんの口癖なのね。エッセイ? 日記?? 口髭模様が魅力のCP(チャッピー)とクリームパンの手を持つのりやすとの日常を描いた掌編が、どどどどんと75編集録。と、思わせておいてね。ねこは出てくるけど、毎回中心の話ではなく、家族の話やら色々。知らない方の雑談を聞かされてもとも思うのですけど。時折りツボを突きますね。ねこ愛濃い目。そしてCPとのりやすを介していつの間にかお友達感覚になって仕舞うみたい。2025/02/22
nemuro
43
初遭遇の作家。図書館から借りた『髙山なおみのはなべろ読書記』に『株式会社 家族 私も父さんに認めてもらいたい篇』という彼女の本が出てきて気になっていたら、その日、地元の書店に本書が並んでいて、これも何かの縁だろうと思って買ってみた。巻末に「この作品は2017年1月小社より刊行されたものです」とあって、奥付を見ると「令和3年2月5日 初版発行」。子どもの頃、我が家には近所でも評判のよく鼠を捕る大きな黒猫(雌)がいて、しょっちゅう出掛けて不在がち。で、出産になると帰ってくる。そんな自由奔放な猫を思い出した。 2021/03/01
☆彡
6
これは絶対に「消化」する本じゃない笑笑 のーんびり、私は好き好んで飲まないけど、珈琲と味わうもの。大ぶりじゃないけど雨が降っててくれてよかった。読後の満足感は雰囲気に託されている。。きみもあと何ヶ月生きられるかなチャチャ〜😿2022/07/04
がみまぐ
1
積ん読の山から発見。ゆるーく読める一冊。うちのコたちをだきしめました。2023/07/16
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