内容説明
80代後半からの解放感はなにものにもかえがたい。できるだけ身軽に小さく生きる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
79
20代前半、曽野綾子さんの小説をたくさん読みました。「太郎物語」は傑作だと思います。でも宗教的な色が濃厚になってきて避けていた時も長かったんです。読書が楽しいと思った時期を振り返ってみたいと、久しぶりに曽野さんの本を手に取りました。あ〜私には頭の痛いことばかり。元々お片付けが身についておられるとのこと、その日が来るまでに家族に迷惑をかけないように身辺は整理しておこうと亡くなられた朱門さんと決めて実行されて来られた。これまで色んな雑誌のエッセイをまとめた本なので同じ話の繰り返しが多すぎてかなりお腹いっぱい。2020/09/02
れい
10
【図書館】88歳で文章で自己表現できる人と普段あまり出会わないので、興味深く読ませていただいた。おそらく身仕舞いも兼ねた断捨離、残された時間が少ないからこそ思いきった冒険ができること、無理をしないが身辺回りは自分で行うことなど。死は先に逝った人との再会だから怖くない心境とのこと。著者は恵まれた高齢者だと思うが、参考になった。2020/11/02
ジャンズ
9
曽野さんのブレない生き方にはずっと魅かれています。きれいごとではなく本質を説き、その中に優しさがある。朱門さんを亡くされてからも変わらずご自分の身の丈に合った生活をきちんとされている。見習いたい。これは日々の心構えであるのだろうと感じた。日々に感謝し、死が訪れそうになった時には辛いことを経験しなくて済むと考える。ずっと長生きしなければいけないのは拷問と同じ。映画の「グリーンマイル」と同じテーマ。残された人のために何も残さない。色々また教えられた。2021/11/26
rakim
2
物を減らす、シンプルに暮らすというのは老若かかわらず昨今、断捨離とかロハスとかの生き方に繋がる感じがします。目指したいんですが・・・。 曾野さんの本って以前読んだとき、学校の先生の文章みたいと思ったことがあるのですが、その印象は変わらず。2021/05/18
shizuka
1
曽野綾子さん、初読み。このエッセイは、どこかに書いたものの寄せ集めですが、響きました。ご自身が信仰している宗教の教えが根っこにあると思われますが、著者の力強い言葉に救われました。すぐにでも他の著書を手に取りたい。また、時々に著者の本を読んで、生きる力をつけたい。そう思いました。2021/07/30
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