内容説明
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1000年にわたり地中海世界に存在し、覇者として君臨したローマ帝国。小さな都市国家として誕生し、王政、共和政から帝政への移行を経て、隣国とのせめぎ合いのなかで広大な領土を支配するに至り、東西に分裂し、崩壊した。この魅惑の帝国が歩んだ足跡を、20枚を超える詳細な地図、そして図解、イラスト、写真とともにたどる。歴史のロマンを楽しむ1冊。
目次
イントロ ローマ世界
1章 ローマの曙(紀元前753~31年)
ローマの始まり/西方での初期の紛争/初期の東方征服/ユリウス・カエサルの権力掌握/オクタウィアヌスの台頭
2章 帝国統治の確立(紀元前30~紀元95年)
パクス・ロマーナと帝政の行政機構/ローマのユダエヤ征服/度を超したネロの野望/ポンペイ最後の日/余暇を楽しむ生活
3章 帝国の絶頂期(96~176年)
トラヤヌス帝の版図拡大/ハドリアヌスの国境防衛/ローマにおける女性の役割/ローマの宗教
4章 帝国の落日(177~476年)
ローマを脅かす危機/ローマ帝国におけるユダヤ教とキリスト教/帝国の分裂/蛮族の侵略/ローマの遺産
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
34
図書館本。ローマ史をさらっとおさらい。歴史地図が23点も収録されていて、わかりやすい。遺跡だらけのローマの地下がすごい!フェンディのギャラリー改装工事をしていたら、トラヤヌス帝の建てた裁判所の基礎が見つかったとのこと。ギャラリーの大理石の床は、建設当時のものだそうだ。見てみたい。2022/02/19
氷菓子
4
ローマ史の内容は必要最小限だが、地図や写真がふんだんで見ていて楽しい2023/12/03
すのす
3
概観中の概観に適す。高校世界史が一回頭から抜けたあとならこれでも十分。なお、ページを進める中で、内容の関係上たまに時代が遡ることに留意。2022/02/13
sho
3
古代ローマの建国から西ローマ帝国の滅亡までの政治を中心に、図表や簡単な解説がまとめられたムック。頻繁にローマ帝国の版図が再掲されていて、かゆいところに手が届くところが良かった。2021/07/03
りうかん
3
紀元前の政治体制で独裁政権ではなく、合議制で政治が成り立っていたり(最終的にはなくなったとしても)、水道の設備が整えられていた(たとえ鉛の有害性が認識されてなくて鉛製の配管だったとしても)、等いろいろすごい。必ずしも歴史や技術は前に進むだけではないのですね。 日本に住んでいると意識しにくいですが、ローマのすごさがよくわかる一冊。そして写真や地図が多いから見やすい。2021/06/06