内容説明
日本史の定説を覆す新説
巨大な古墳や平安京の造成、寺社建築、仏像制作に関わり、古都・京都の原型をつくったのはユダヤ系の渡来人、秦氏だった!
※この【電子特別版】は掲載写真がカラーで収録されております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
88
なぜユダヤ人だという結論ありきですべてが語られるのか。まず、流浪のユダヤの民ならば、なぜ原始キリスト教? 彼らの消失については「ユダヤ人という意識が自然に消失したり、あるいはユダヤ人であるということを自ら捨てることがあるからだと思われます」…とは、世界のユダヤ人を見ていると本当かと疑う。そして、葵祭等の騎馬については、モンゴルなどの騎馬民族からということで説明はつかないのかな。最初にあるDNAの型の話をもっと発展させたものを読みたい。その方が説得力を持つと思う2021/02/25
軍縮地球市民shinshin
15
内容は「日本神話と同化ユダヤ人」と重複している箇所が多い。あたらは専門書なので、こちらはそれをやさしく書き直した一般書という位置づけなのだろう。むしろこっちの方が史料引用もないのではるかに読みやすい。しかしどうも秦氏がユダヤ人であるとの論拠に乏しいことには変わりなく、その点どうかなぁと思った。秦氏は「弓月国」から来たと『新撰姓氏録』に書いてあるが、そこがユダヤ人王国とは限らない。むしろ北方の遊牧騎馬民族の王朝ではないかと思う。しかし秦氏渡来の際は、通路を開けなかった新羅に対して大和朝廷が兵を送って、3年2021/02/14
乱読家 護る会支持!
4
応神天皇の時代に弓月国(クンユエ国)から渡来したと「日本書紀」に記載されている秦氏。雄略天皇の時代には水田開発、養蚕産業で財を築き、聖徳太子の時代には物部氏との戦いで活躍した秦氏。 秦氏は、一般的には中国もしくは朝鮮の出身だと言われてきましたが、本書では秦氏はユダヤ人であったと「断定」しています。 紀元68年にローマ軍との戦いに敗れ、国家を失ったユダヤ人の一部が日本にやって来たと「断定」しています。 いろいろと根拠らしきものを並べられても、 「可能性がある」とは考えるけど、「断定」出来る根拠は無いですね。2022/10/02
るね
0
図書館で見かけて「すごいこと言うなあ」と思って借りてみたが、なんかずっと「ほんまかいな」「そうか?」「論理飛躍してね?」という感じでガッカリした。「平安京」や「君が代」をヘブライ語に訳すと〜みたいなことを言ってた割には後の章で「私はヘブライ語に詳しくありませんが」と言い出して「じゃあなんだったんだよさっきの話は」となった。2025/07/20
Gaudi
0
若い頃、ユダヤの話にハマったことがありました。666の謎やら、1,000円札のデザインやらの話。 ノストラダムスの大予言やミレニアム不安を超えて今に至ると、もはや笑い話でしかありません。 太秦、倭文。読めますか。2024/03/16