入門・医療倫理III - 公衆衛生倫理

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入門・医療倫理III - 公衆衛生倫理

  • 著者名:赤林朗/児玉聡
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 勁草書房(2021/02発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326102501

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内容説明

新興感染症や生活習慣病リスクに対し公衆衛生的介入の必要性が現れてきた近年、従来の自己決定権重視型の生命・医療倫理学ではうまく議論できない状況が生じている。本書は英米圏の動向や日本の歴史を参考にしつつ、公衆衛生活動や政策が固有に持つ倫理的・思想的諸問題を明確に示し、新たな理論的枠組みを提示するものである。

目次

はじめに(赤林 朗)

I 総論
 第1章 公衆衛生倫理学とは何か(児玉 聡)
 第2章 公衆衛生の歴史:欧米(額賀淑郎)
 第3章 公衆衛生の歴史:日本(1)概論(井上悠輔)
 第4章 公衆衛生の歴史:日本(2)主な関連法規(井上悠輔)
 第5章 公衆衛生活動と法(前田正一)

II 政治哲学的基礎
 第6章 公衆衛生政策の政治哲学的基礎(児玉 聡)
 第7章 政治哲学の諸理論I(島内明文)
 第8章 政治哲学の諸理論II(島内明文)

III 各論
 第9章 感染症対策(林 芳紀)
 第10章 疫学研究の倫理(松井健志・田代志門)
 第11章 健康増進(井上まり子)
 第12章 健康格差(児玉 聡・井上まり子)
 第13章 災害時における公衆衛生倫理(赤林 朗)

おわりに(赤林 朗・児玉 聡)

BOX一覧
事項索引/人名索引
執筆者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Schuhschnabel

5
再読。色々なところに目配りがされていて、改めてよくできたテキストだと思う。何と言っても、主要な政治哲学上の立場を100ページ弱で網羅しているのがすごい(けど、間違いなく一読しただけでは頭に入らないので、ちゃんと読もうとしたら副読本が必要)。この本の実践編が『COVID-19の倫理学』になるのだろうか。これから読んでみて私の予想の当否を確かめてみようと思う。2022/10/28

Schuhschnabel

1
「国や自治体が実施する様々な健康に関する政策が倫理的に許されるか」を検討する公衆衛生倫理について日本で書かれた最初の本。"国家のパターナリズムvs.個人の権利"という対立は,生命倫理学者だけで片付けられる問題ではないので,社会科学の分野の専門家を積極的に巻き込んでいく必要があるだろう。2017/01/08

きぬりん

0
前半は総論として公衆衛生倫理とは何か、公衆衛生の歴史(欧米/日本/日本の関連法規)、公衆衛生活動と法を、中盤は政治哲学的基礎として現代政治哲学の諸理論(現代リベラリズムとその対抗理論)を概観。後半は各論として感染症(パンデミック対策)、疫学研究、健康増進、健康格差にまつわる倫理的問題、最後に東日本大震災にまつわる倫理的問題が取り扱われている。集団全体の疾病予防・健康増進を目指す公衆衛生活動は、ともすれば個人の自律・自由との衝突の契機を孕んでおり、両者の調停が主な論点として浮上していること(→コメント欄へ)2023/03/08

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