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内容説明
本書の特徴は、従来の研究において指摘されていたロバートソンとケインズの理論的対立の原因として、動学と静学、長期と短期という理論的立場の相違に対して、ロバートソンとケインズの理論の相違の背後にある気質的相違を重視し、特にロバートソンが合成の誤謬を考慮できなかったことがケインズとの最大の相違点であるという点にある。
目次
「経済学の偉大な思想家たち」シリーズ監修者巻頭言
序
第1章 デニス・ロバートソン:その人と経済学
第2章 青年時代:人生への教訓
第3章 ケンブリッジの学生時代:光と闇
第4章 逃避のための試み:1 経済学と兵役
第5章 社会進歩の経済学
第6章 景気循環の理論
第7章 『産業変動の研究』の解剖
第8章 景気循環・経済成長と厚生
第9章 一九二〇年代:名声の確立
第10章 文体の特色
第11章 景気循環理論における貨幣
第12章 ちょっと変わった本
第13章 景気循環と銀行政策
第14章 理想的な金融政策
第15章 逃避のための試み:2 旅行とプロの俳優
第16章 一九三〇年代:ケインズの時代におけるロバートソンの理論と政策
第17章 ロバートソンとケインズ:類似点と相違点
第18章 ケインズ革命とロバートソンの異議申し立て
第19章 議論の解明
第20章 LSEと大蔵省
第21章 ケンブリッジ大学経済学部教授:1 学部運営、公務および講義
第22章 ケンブリッジ大学経済学部教授:2 講演と不満げな異議申し立て、そして大学生活の諸断面
第23章 遺されたものは何か
訳者解題
訳者あとがき
参考文献
人名索引
事項索引