内容説明
メディアが日々送り出すコンテンツには、情報収集時以降、多くの人の手が介在している。本来その全段階で情報セキュリティ的視点が欠かせない。アイデアやデータといった情報生成の発端だけではなく、それら情報資源を加工・編集して送り出す「情報生成過程における倫理」を考察し、その理論の体系化を目指す。
目次
まえがき
序章 情報発信にかかわって
1. 本書の背景と問題意識
2. 本書の目的
3. 本書の意義
4. 本書の構成
第1章 情報セキュリティの新たな射程
1. 情報セキュリティの定義とセキュリティ経営
2. 先行研究
3. 情報とは
4. 通信システムと情報セキュリティ
5. 情報生成倫理の成立
6. まとめ
第2章 情報哲学的地平
1. 情報哲学的視座
2. 基礎となる西洋思想
3. 情報哲学の図示の可能性
4. まとめ
第3章 情報発信主体における情報生成倫理
1. アイデアの創造と倫理
2. 主観的客観性
3. 制作者のリテラシー
4. まとめ
第4章 情報発信主体の専門職倫理について――ジャーナリストを事例に
1. ジャーナリズムとその表現
2. 制作にあたって
3. 客観的ジャーナリズムの特徴
4. マクロとミクロの倫理のねじれ
5. 職業としてのジャーナリスト
6. ジャーナリストの人間性
7. ニュースの特徴
8. 品質管理
9. 報道は欠陥商品
10. まとめ
第5章 現代における情報環境の特質
1. コンテンツとオリジナル
2. コンテンツの展開
3. 放送とICT
4. メディアの変革
5. メディアに関する人的問題
6. まとめ
第6章 組織に「考える倫理」を確立するための構想
1. 倫理戦略としての価値共有型
2. 理論的背景
3. 組織における「考える倫理」
4. まとめ
第7章 「考える倫理」施策の実践
1. 導入の経緯
2. 「考える倫理」施策のプロトタイプ
3. メリットとデメリット
4. 考察
5. まとめ
第8章 「考える倫理」の優位性
1. 倫理コードのマニュアル化との比較
2. 他社事例のケース化との比較
3. 情報発信主体への適用に向けて
4. まとめ
終章 情報生成倫理とその発展にむけて
1. 本書の結論
2. 本書の貢献
3. 今後の課題
参考文献
索引
-
- 電子書籍
- ワンワン物語 ~金持ちの犬にしてとは言…
-
- 電子書籍
- レベルドレイン -絶対無双の冒険者-【…
-
- 電子書籍
- 十二時からのシンデレラ【分冊】 2巻 …
-
- 電子書籍
- アサギロ~浅葱狼~(8) ゲッサン少年…