分極社会アメリカ 2020年米国大統領選を追って

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分極社会アメリカ 2020年米国大統領選を追って

  • ISBN:9784022951106

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内容説明

バイデンが大統領となり、米国は融和と国際協調に転じる。しかし、トランプが退場しても「分極」化した社会の修復は困難だ。取材班が1年以上にわたり大統領選を取材し、その経緯と有権者の肉声を伝え、民主主義の試練と対峙する米国の最前線をリポート。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羊山羊

5
2020年米国大統領選挙にて揺れに揺れる米国の下の声を聞いて回るルポ。一口に米国とは言っても多種多様な理由で共和党、民主党それぞれを選ぶものがいる。正直バランスに配慮しすぎていてちょいと無味乾燥感がある。ワクワクが足りないが、分極化と共にすさまじい速度で胎動する米国社会の現実を知ることのできる本ではある。2021/08/15

オールド・ボリシェビク

4
2020年、トランプ対バイデンのアメリカ大統領選を現地取材したルポ。良くも悪くも新聞的な作りで、読みやすすく、それはそれで、今のアメリカの姿を描いているのだろうが、せっかく、複数の記者が取材しているのだから、もう少し、複眼的なルポもあったのではないか。さまざまな考え方があるから、分断しているのだから。2022/01/11

乱読家 護る会支持!

4
朝日新聞取材班が書いた本なので、もちろんバイデン氏よりの内容になっています。 「トランプ氏は、アメリカの分極を招いた」 「バイデン氏が勝ったのは、従来の民主党支持者に加えて、トランプ氏による「アメリカを分極する政策」を否定する層の支持による」 という文脈での各記者のルポを並べていて、全体として「トランプが負けてよかった」ということしか伝わりません。(笑)2021/07/13

Go Extreme

2
二つのアメリカ:夢見るハタチ 米国を二つに分かつ溝 コロナ禍:政治化するコロナ対策 コロナが分断を浮き彫りにした 高齢者施設の惨劇 生死を分けた「働き方」 大統領と新型コロナ フロイド事件:米国を変えた8分間 思いは割れる黒人社会 交錯する分極線:貧困化する若者 変わる政治観 多様な人たち・ヒスパニック ソーシャルメディアが新たな戦場に 政治を浸食する陰謀論 政治化される歴史と文化 変質する政党:タブーではなくなった社会主義 共和党からトランプ党へ 新しい政治家、あらわる コロナが変えた選挙運動2021/03/26

Myrmidon

2
朝日新聞の2020米大統領選関連連載のまとめ。アメリカの「現在」について、トランプ現象と分断をテーマに幅広く取材しているが、広すぎてちょっと浅いかなあ。これを読むなら、本書の取材メンバーでもある金成さんの本の方が深くて面白いと思う。2021/02/14

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