内容説明
定説は覆されるのか? 真犯人の驚きの動機とは?
幕末の江戸で、京で、多くの命が刺客によって闇に葬られた。暗殺――。彼らはなぜ殺されなければならなかったのか。血塗られた歴史の暗がりに、7人の作家が、想像力と推理と筆で光を当てる。実力派たちが江戸末期の政局の暗部に斬り込んだ、大好評オリジナル競作アンソロジー。
谷津矢車×桜田門外の変◆「竹とんぼの群青」
早見俊×塙忠宝暗殺◆「刺客 伊藤博文」
新美健×清河八郎暗殺◆「欺きの士道」
鈴木英治×佐久間象山暗殺◆「血腥き風」
誉田龍一×坂本龍馬暗殺◆「天が遣わせし男」
秋山香乃×油小路の変◆「裏切り者」
神家正成×孝明天皇毒殺◆「明治の石」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
41
幕末の暗殺に関するアンソロジー。井伊直弼、塙忠宝、清河八郎、佐久間象山、坂本龍馬、藤堂平助、孝明天皇が殺された側。なかなかに読み応えがあった。2021/01/04
yamakujira
5
谷津矢車「竹とんぼの群青」は井伊直弼を襲う水戸藩士を、早見俊「刺客伊藤博文」は塙忠宝を誤解して殺す伊藤たちを、新美健「欺きの士道」清河八郎を狙う佐々木只三郎を、鈴木英治「血腥き風」は佐久間象山を弑した河上彦斎を、誉田龍一「天が遣わせし男」は坂本龍馬を屠った見廻組隊士を、秋山香乃「裏切り者」は藤堂平助を斬る斎藤一を、神家正成「明治の石」は岩倉具視の孝明帝暗殺の噂を探る青年将校を、それぞれ暗殺者に焦点をあてたアンソロジーは、テロリストの自己弁護にしかならず、どれもちょっと期待外れだな。 (★★★☆☆)2022/08/17
グランくん
2
維新の際の暗殺を扱った、アンソロジー。 操觚の会のメンバーによる執筆です。 ・桜田門外の変 ・伊藤博文が、起こそうとしたそして起こされた暗殺 ・清川八郎暗殺 ・佐久間象山暗殺 ・近江屋事件 ・油小路の変 ・孝明帝崩御 が収められております。2023/06/19
あきのぶ
1
孝明天皇の暗殺に関して二人も述べているとは。幕末苦手だから、そんな説があることすら知らなかった。2021/01/03
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