中公文庫<br> 幕末 暗殺!

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中公文庫
幕末 暗殺!

  • ISBN:9784122070042

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内容説明

定説は覆されるのか? 真犯人の驚きの動機とは?

幕末の江戸で、京で、多くの命が刺客によって闇に葬られた。暗殺――。彼らはなぜ殺されなければならなかったのか。血塗られた歴史の暗がりに、7人の作家が、想像力と推理と筆で光を当てる。実力派たちが江戸末期の政局の暗部に斬り込んだ、大好評オリジナル競作アンソロジー。
 
谷津矢車×桜田門外の変◆「竹とんぼの群青」
早見俊×塙忠宝暗殺◆「刺客 伊藤博文」
新美健×清河八郎暗殺◆「欺きの士道」
鈴木英治×佐久間象山暗殺◆「血腥き風」
誉田龍一×坂本龍馬暗殺◆「天が遣わせし男」
秋山香乃×油小路の変◆「裏切り者」
神家正成×孝明天皇毒殺◆「明治の石」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

41
幕末の暗殺に関するアンソロジー。井伊直弼、塙忠宝、清河八郎、佐久間象山、坂本龍馬、藤堂平助、孝明天皇が殺された側。なかなかに読み応えがあった。2021/01/04

yamakujira

5
谷津矢車「竹とんぼの群青」は井伊直弼を襲う水戸藩士を、早見俊「刺客伊藤博文」は塙忠宝を誤解して殺す伊藤たちを、新美健「欺きの士道」清河八郎を狙う佐々木只三郎を、鈴木英治「血腥き風」は佐久間象山を弑した河上彦斎を、誉田龍一「天が遣わせし男」は坂本龍馬を屠った見廻組隊士を、秋山香乃「裏切り者」は藤堂平助を斬る斎藤一を、神家正成「明治の石」は岩倉具視の孝明帝暗殺の噂を探る青年将校を、それぞれ暗殺者に焦点をあてたアンソロジーは、テロリストの自己弁護にしかならず、どれもちょっと期待外れだな。 (★★★☆☆)2022/08/17

Mikey

2
明治維新前後の時代の暗殺をテーマに操觚の会の面々が独自の題材で書き上げた作品で、どれも至極の出来。特に最後の明治の石は迫力があった。それぞれの著者が各々の事件に対して新しい観点で独創的に語っており楽しく読めた。 2023/03/27

あきのぶ

1
孝明天皇の暗殺に関して二人も述べているとは。幕末苦手だから、そんな説があることすら知らなかった。2021/01/03

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