内容説明
「何びとも他人を欺いてはならない。たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。悩まそうとして怒りの想いをいだいて互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。あたかも、母が己が独り子を身命を賭しても護るように……」
いまこそ、釈尊の心を甦らせよう。
目次
第一章 釈尊の縁起説
第二章 龍樹哲学(中観)と唯識
第三章 源信から法然へ五劫思惟の阿弥陀仏
第一節 源信と『往生要集』
第二節 源信から法然へ
第三節 法然の本意
第四節 法然と善導
第五節 五劫思惟の阿弥陀仏
第四章 明恵、法然の無事を祈って星供を修す
第一節 『摧邪輪』
第二節 大原問答
第三節 建永の法難
第四節 星供