感染症の虚像と実像:コロナの時代を生きるための基礎知識

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感染症の虚像と実像:コロナの時代を生きるための基礎知識

  • ISBN:9784794224965

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内容説明

人類はこれまでパンデミックにどのように対峙してきたのか?
そして現在のコロナ禍とどのように向き合うべきなのか?
感染症の専門医として現場最優先で国際的に活躍してきた著者が、
パンデミックの知られざる実態を解き明かす。
フランスで発売と同時にベストセラーとなった話題の書!

「誇張された情報」に惑わされないために必読の一冊!


(本書より)
《感染に関しては、病気に感染した人の数で示されている。
そしてもちろん、これは感染を表わす方法として合理的ではない。
というのもこの方法は、きわめて複雑で、何一つ明らかになっていない現象を、
数学に変えているからだ。感染原因のなかには、人から人の場合もあるが、
すべての人間が同じ方法で病気をうつすことはなく……(以下略)》

《ジャーナリストは本来、新しい情報に敏感で、それが仕事である。
一方科学者は自分たちの研究分野が話題になることを望み、
これもいたって自然である。問題は、決定者や政治家の思考形態がメディアに近く、
即効性のあるものに引かれすぎていることだ。》

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

6
フランスの感染症研究第一人者である著者が、現代の感染症対応では極めて重要となる「情報」への対応方法について語っている。驚いたのは学術の世界も潮流や流行に左右されていて、それに逆らう意見はたとえ真実であっても学術誌掲載を断られたりするという話。この本の前に読んだ本に新型コロナ感染症についてウイルス学者が集まって「空気感染を無視するな」と声明文を発表した話が出ていたが、確かにメディアにも政治にも無視されている。世界トップのウイルス学者が言ってるのに…。2021/02/27

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