だいすきなのに

著者名：おおはらひでき/つじあつこ

PHP研究所（2021/01発売）

• ISBN：9784569682594

内容説明

動物とのふれあいを通して、だれかを思いやる気持ちの大切さを伝える絵本です。簡潔な文章と柔らかでシンプルなタッチの絵が、そんな複雑な感情を、子どもにもわかりやすく表現しています。ネコのミーコが家出して、もう3日も帰ってきません。ミーコのいそうな場所を探しているうちにボクは、いろんなことに気づきだします。“いったいいつからボクはミーコの相手をしなくなったんだろう、ミーコが家に来たころはいつもいっしょにいたがったのに”……。大切なものを失って初めて気づく、思いやりの気持ちを忘れていた自分。そしてその代償としての不安や心配、恐怖といった様々な感情に悩まされる男の子の姿は、身近な素材を扱っているだけに、読者に切実に伝わります。“当たり前だと思いがちな大切なもの”、その存在に気づかせてくれるお話です。ぜひ、お子様と一緒にお読みください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[喪中の雨巫女。]

突然いなくなった飼い猫を心配する話。帰ってきてよかった。

2010/10/03

[遠い日]

ペットと飼い主の関係。猫には突然の家出はありがちなことではあっても、いなくなって省みる自分の不足。命とともに暮らしていることを今一度考える。

2019/02/09

[まいでん]

よくある話だけど、よくあるコトなんだよな。

2014/07/09