内容説明
「死にそうになったら延命治療なし 人工呼吸× 死んだら読経、戒名なし」という遺言を東日本大震災の年にしたためていた女優・木内みどり。2011年3月11日以降、彼女はそれまでとはがらりと生きかたを変え、政治・社会活動に積極的に参加し、脱原発や反戦運動などに奔走した。常に死を意識して、生きているうちにやれるだけのことを、と世界と日常を見つめ、日々発見をし、学習し、発信する。出張先で亡くなる直前まで元気に自らの思いを表現していた。最期も自分らしくありたいからと、亡くなる1年前には散骨の場所を見つけている。そんな彼女のあかるい死生観を、遺されたエッセイや、絵、お別れのために開催された「木内みどりさんを語りあう会」の様子から紡ぎだす。
目次
木内みどりの遺言状
はじめに――「あかるい死にかた」?
第一章 大きな力に生かされている喜び
第二章 命あるかぎり、できることを精一杯
第三章 あかるい別れかた
おわりに――「木内みどり」の完成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
61
2019年11月、仕事で出かけた広島にて心臓病で急逝された木内みどりさんの、潔い生き方=「あかるい死にかた」。生前、木内さんと関わった多くの人の言葉、そして家族(夫、娘さん)の述懐に、木内さんの生き方と人柄が偲ばれる。特に娘の頌子さんの「全人類でいちばん大好きな人がいなくなって、世界一悲しい思いをした」けれども、母の死によって「木内みどり」が完成したと拍手したくなる、という言葉に圧倒された。365日、絵を描くという挑戦や、3.11以降に生き方をガラリと変えた木内さんの行動力に脱帽。2021/02/11
ゆずぽん
22
好きな女優木内みどりさんが急逝して1年と少し、エッセイ・詩などを収めた1冊。木内さんの死生観が色濃い中にも、明るく前向きな人柄が伝わってきます。こまごまとエンディングノートを書いた私ですが、あぁこれでいいんだ、こんなに簡潔に思いは伝わるんだと涙がにじんだ遺言状でした。木内みどりさんやすらかに・・2021/01/13
青木 蓮友
15
とにかく「おわりに」が凄いです。もの凄いですよ、娘さん。知性と文章力ももちろんですが、何というかパワフルでキョーレツな母を持ってしまったことによる冷静な客観とバランス力、呑みこむ力というか、この方頌子さんいずれ世に出て表現をする人物とみました。「木内みどり」がどう生きたか、一緒に走るよう読み進めて、読み終わって。これだけ命を活かしきったらもう清々しいですね、遺されたほうも。この目の当たりにした「発熱」の熱を受け、わたしもより暮らしに、生きることに没頭しようと思います。自分の死期がわかってらした、かな。 2020/12/19
Mihoko
7
木内みどりさんのことは、テレビドラマで観るだけでよく知らなかった。この本でご自身にとっても正直な方だったんだな!と。素敵な生き方。彼女の言葉の幾つかに感銘を受けましたが、なぜか、私は“おわりに“の娘さんの文面に感動と安心を感じました。2021/03/28
アルパカ
5
「元気が出るテレビ」に出ていてその頃は本当に良く拝見していました。自然体で何となくいいなあ、と思っていた女優さんでした。東日本大震災以降、反原発運動に参加していたことを失礼ながら初めて知りました。まっすぐで力みのない人だなあ。最後の娘さんの文章にしびれました。本当に突然で仕事先の広島のホテルで亡くなられたそうです。早すぎる。もっと長生きしてほしかった・・。2024/03/12
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