内容説明
欧米の若者を中心に、世界的に注目を集めている「効果的な利他主義」運動。シンガーがその着想を初めて示し、長く影響力を持ってきた1972年の最重要論文に加え、裕福な人々へ寄付の実践を呼びかけた論文2本を収録。序はビル・ゲイツと妻メリンダ・ゲイツによる。哲学の実践者としてのシンガーの一貫した姿勢を示す貴重な論文集。
目次
序[ビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツ]
はじめに[ピーター・シンガー]
謝 辞
飢えと豊かさと道徳
世界の貧困に対するシンガー流の解決策
億万長者はどれだけ寄付をするべきか─そしてあなたは?
監訳者解説[児玉 聡]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
大道寺
4
私が収入の幾らかを寄付に回すようにしている理由は昔読んだ功利主義の書籍たち(ピーター・シンガーの『実践の倫理』もそのひとつ)に説得されたからである。今年寄付の増額を考えるにあたり、「効果的利他主義」の原点とされる論文をちゃんと読んでおこうかと思い、積読を崩した。有名な、浅い池で溺れている子どもの例が出てくる。先にその発展形を読んでしまっているのでよく知った議論ではあったが、進もうとしている道を再確認する良い機会だった。 2023/01/14
g_eiru
2
凄い! 「寄付をしろ」という主張を緻密な論理で示していく本。動物の解放の時も思いましたが、メチャクチャ論理的に話が進んでいくので読んでいて気持ちがいい。その議論についていった先には「貧しい人々に寄付をせず娯楽に耽るのは悪である」というかなり急進的な主張なんですが、説得力は十分にあった。 こういう各国間、人間関の格差について扱った本は色々読みたいですね。 あとロールズは同じように貧しい人へのケアを意識していましたが、シンガーよりは緩い主張だったように思うので、そこの違いも調べよう2020/02/27
文明
1
ピーターシンガーの結論を受け入れないものは、帰結主義者をやめるべきである。2024/08/04
moca
1
いつからかは分からないが、世界の貧しい人たちを助けることはすべきことだと認識してきた。実際、大学での開発や国際協力を勉強に至る。国際的なことに興味を持って学んでいても、どうして赤の他人である貧しい国の人々を助けなければならないのか、対外援助にどんな意義があるのかと聞かれた時に、うまく答えられない自分がいた。本で述べられている道徳的義務は考えられされるし、自分にとっては腑に落ちる議論。これをいかに他者にも理解させ、行動を変えてもらうかっていうのは、やはり実際問題難しそう。 p5,65,69は再読したい。 2021/07/12
たみと
0
合田正人教授におすすめされて読了。若き日のシンガーのイメージを掴めた。2023/05/29
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