内容説明
還暦&プロレスデビュー40周年記念本!
1980年代、全日本女子プロレスでデビューし、極悪同盟を率いて、クラッシュギャルズとの抗争を繰り広げたダンプ松本。今だから話せる当時の裏話や、本人が抱えてきた心の葛藤や父親への思い。現在からは想像もつかない程の過酷な状況下で、彼女が何を思って過ごしてきたのか。そんな熱くひたむきな思いが伝わってくる一冊です。
※この作品はカラー写真が含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
192
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。還暦&プロレスデビュー40周年記念本とのことです。全日本女子プロレスの全盛時代は良く憶えています。ダンプ松本も良く知っていますが、こんな人生だとは思いませんでした。それにしても還暦過ぎて(私より年上)現役プロレスラーをやっていることが凄い!!! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001030.000013640.html 2021/05/03
史
4
母親の憎しみに満ちたノートの断片は、ある意味としてその時代を生きた女性たち全てに共通するものではないか。そうした歪みの中でも実直に前を向いて生きてきた『極悪』プロレスラーの振り返りは、今の時代にも必ず残さなければならないものである。最後の提言は、心を打たれる文言である。夢を見せ続けた存在の、その道程と、生き様は、また新たなる夢に繫がるだろう。良い本であることには間違いない。2021/11/22
kikupika
4
ダンプ松本って一つ年上でほぼ同世代。なので私も今年還暦を迎えるわけだけど、まあこれからも頑張って生きて行こうと思うのだ。彼女って、まあ覚悟が据わっていて素晴らしい。人間としての力をちゃんと持っている。ヒールってとても戦略的な立場だと思うんだが、彼女は人から言われるのではなく、自分自身でそこの本質をとても良くわかっているんだと思う。彼女の試合ってナマでみたことがないので、一度行ってみようかと思っているのでした。応援してますよ~!2021/07/06
ヨハネス
2
プロレスは嫌いで見なかったけどタレントダンプ松本は可愛いと思う。こんな人だったんだね。ダンプの語りの聞き書きのようなスタイル、とてもうまく彼女らしさが表せている。あたしより年上とも知らなかった。国内なのに長距離だと電話代がすごく高い、そんな時代だったことすっかり忘れてた。「あそこまで爆発的なブーム」という長与千種のことは名前しか知らないことが残念。「いじめの対象になるのはせいぜい2~3年だから逃げてもいいんだよ」と若い人へのアドバイスはすてき。でも同級生は小学校入学式から高校へ入ってもいじめ続いたんだよな2021/06/17
りえぞう
2
◎。きつい部分むかなりある。壮絶な生き方だが、本人よりさらにすごいのがお母さんかも。最後に自殺した若いプロレスラーの木村花さんに寄せる言葉などもあり、この手の本としては読みごたえ十分。2021/04/18