有斐閣ストゥディア<br> 教育政策・行政の考え方[固定版面]

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有斐閣ストゥディア
教育政策・行政の考え方[固定版面]

  • ISBN:9784641150713

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内容説明

個別の教育政策領域や組織に着目した「トピック型」ではなく,理論的な概念や政策選択の対立軸を章構成のベースにした新しい教育行政学の教科書。教育に関する法制度や政策の解説にとどまらず,政策選択がもたらす帰結に関しての実証研究も積極的に紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

10
帯には「「教育」は個人のためなのか、あるいは社会のためなのか」とある。 本書で論じられる内容は、教育を巡る政策と行政についてと幅広い。ただし、展開されるのは「理想的な教育はかくあるべし」という議論ではない。見えるのは「理想とはどこに立脚すべきか」という客観的な指摘だ。 実務屋としては、「価値の実現」と題された第2部を特に興味深く読んだ。自治体において行政部門としての教育委員会の役割など歴史的な沿革から丁寧に解きほぐす。 読みやすい記述ばかりではないが、教育行政に興味ある方は手に取られてみてください。2021/03/12

たろーたん

3
教育の位置付け方の類型が興味深かった。教育は、個人の自己目的であれば「消費」(ピアノ教室のような学びという遊び)、個人の手段であれば「私的投資」(職業専門学校のような手に職をつけるためのもの)、社会の自己目的であれば「福祉」(図書館などが近い)、社会の手段であれば「社会の形成・維持」(犯罪予防としての機能)。教育をどのように位置づけるかで、政府による公金の出し方が変わるし、どのように論じるのかも変わるだろう。2022/07/06

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