ハーレクイン 涙はあなたの肩で

著者名：ベティ・ニールズ【著】/有沢瞳子【訳】

ハーレクイン（2021/01発売）

• ISBN：9784833514064

内容説明

■私より屋敷が目当ての婚約者と別れたとき、あの人は肩を貸して思う存分泣かせてくれた。■ロンドン近郊で領主の末裔として暮らしてきたクロスビー家。そのひとり娘レオノーラは、今は貧しくなった一家を支え、荒れてはいても美しい屋敷を、ばあやと二人で切り盛りしている。ある日、病に倒れた老医師に代わって、診療所に若い医師ジェームズ・ガルブレイズが赴任してきた。レオノーラは彼に医師としての尊敬のまなざしを向けながら思った。すてきな人だけど、私にはトニーがいる。トニーはハンサムだし、私の指には彼から贈られたダイヤの婚約指輪が輝いている……。ところがトニーの結婚の目的は意外なところにあった。二百年前に建てられた壮麗なクロスビー家の屋敷を改修して、ビジネスの拠点にしようともくろんでいたのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[びわ]

超穏やか。ヒロインフィアンセがなかなか消えてくれないのがうっとおしかった。ヒーローもヒロインもなかなか恋心に気がつかない。ので、せつない感じはなかった。ヒロイン母が娘に頼りすぎなのが気にさわったくらい。住んでる村からでないし。田舎の日常生活のなかで、ゆっくり恋が育っていく感じ。ほんわか〜

2013/02/18

[てん・ゆう]

ベティヒロインは美人設定だと背もかなり高い事になってるのだけど、普通の背丈で美人はないのかな…

[うさぎもち]

この著者の本はすごく感動することもないしヒーローが大体ロポットみたいだけど上品で気楽で安心できる

2010/06/23

[こえん]

先祖が地域の領主をいう家系で、少し荒れてるけど大きな邸に住むヒロインと、引退する医師の後任としてやってきたヒーロー。何を考えてるのか分からないヒーローが多いベティ作品だけど、このヒーローはけっこう心の内が語られるので汲み取りやすかった。ヒロインの婚約者は論外だったけど、ヒロインの両親もね～娘にあんなに面倒かけちゃいけないよ…と言いたい。ヒロインが頑張るのがいいんだけどさ。

2010/04/03