ハーレクイン さよならから始めて

著者名：ダイアナ・ハミルトン【著】/苅谷京子【訳】

ハーレクイン（2021/01発売）

• ISBN：9784596118684

内容説明

■別れを告げれば、彼は喜ぶはずだった。だが、その反応は思いもかけず……。■ビアンカの恋人チェーザレは、男らしく情熱的でハンサムな大富豪。多くの女性が夢見る理想の男だ。でも、ただ一つ決定的な欠点がある――チェーザレは女性と永続的な関係を築くのはまっぴらなのだ。大金持ちで、もてる男はいつだって不実。莫大な手切れ金さえ払えば、女は文句を言わないと思っている。女性は飽きるまでのちょっとしたお楽しみの対象でしかない。その証拠にビアンカの母は、そんな男――ビアンカの父親に捨てられ、かつて破滅の道をたどってしまった。恋はしても絶対に深入りしてはいけない男｡なのにビアンカは絶望的なまでにチェーザレを愛してしまった。今日こそ別れを告げなくては。私たちは終わったわ、と。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

恋人に愛されていないと思い、家族を失ったばかりの精神状態の時に彼の弟と結婚してしまった女性と、ずっと彼女を失ったことにくよくよしている愚か男子の元さやものです。しんどい時に必要なのは、恋人じゃなくてセラピストか親友だよな～。どちらもいなかった女子が哀れでありました。とはいえ、浮気されたら離婚しようよ～。

2018/08/18

[romaco]

★★★　夫に捨てられ荒んだ母親の影響も有り、深入りする前にヒーローに別れを告げた愛人ヒロイン　プライドからヒロインに復讐しようと企てた辺りは、典型的な傲慢お馬鹿イタリア人ヒーローだったけど、途中から目覚めた後は凄く辛抱強く誠実になっていったので、好感度高かった　ヒロインも最後は母親の呪縛から抜け出して、しかもそれが功を奏したので一石二鳥だ

2012/05/31

[こえん]

ヒロインから別れを告げられて、ムキになって追っかけ始めるヒーローが楽しい。

2009/08/14

[ぽしょ]

ヒロインをなんとか懐柔しようとするヒーローがよいです。一生懸命考えて、必死で作戦立ててる姿がかわいい～。それが裏目にでがちなのもなんともいえません。

2011/11/19