内容説明
■でたらめな噂を信じて彼は私を嫌っている。私も彼を嫌っている……はずなのに。■オーストラリアでもっとも富裕な一族であるデンジャーフィールド家。その広大な屋敷に、二十八歳の若さで世を去ったジミーを悼んで、大勢の弔問客が訪れていた。葬儀をとり仕切るのは、ジミーの義理の兄で当主のローガンだ。黒い礼服に身を包んだ彼を、デイナは遠くから見守った。デイナがローガンに初めて出会ったのは、彼女の従姉とジミーの結婚式の日だった。あれからすでに六年、デイナとローガンは冷戦状態を続けている。ジミーとデイナが愛しあっていたという噂が原因だった。夢に描いていた結婚生活と違っていたことに腹を立てた従姉が、執拗にその噂を流しつづけたから……。だが葬儀の終わった夕暮れ時、ローガンが驚くべきことを言った。「きみが使う女の武器にまいりそうになる」声に怒りがこもっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
3
ヒロイン従姉妹は病んでるよね。カウンセリング受けるべきだよ!ヒロインが色々と完璧すぎる。エインズリーも。ヒーローは、おバカ〜嘘つきってわかってる女の言葉をなんで信じるかなーグダグダしすぎ(--;)反省が足らない。ハッピーなエピローグがほしかったなあ。2013/10/14
ひまわり
1
ヒロイン従姉妹がどうしようもない。甘やかしすぎるとこうなるのか。2012/09/29
こえん
1
綺麗で写真の才能を世間から認められてて心の強い、ちょっとできすぎなヒロインと、彼女に惹かれながらも死んだ自分の弟との仲を疑うヒーロー。ちょっとヒーローが物分かり悪いけど。大牧場主で存在感も分別もあるのに、本気で惚れた女に対してだけはそれらが何の役にもたたないってのが可笑しい2009/06/30
くまここあ
0
★★★★2012/12/15
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