内容説明
■砂漠のプリンスとの恋なんて、誰に予測できたかしら?■カイロでツアーの添乗員をしているリオの滞在先のホテルに、黒塗りのメルセデスが停まった。護衛官に守られてロビーに現れた男性に視線が引き寄せられる。ゆったりとしたアラブの民族衣装をまとったその男性からは、高貴な雰囲気がにじみ出ていた。どこかの王族にちがいない。これまでそんな人物には会ったことがないにもかかわらず、どこか親しみを感じて、リオは胸が騒いだ。すると彼もぴたりと足を止め、リオのほうをじっと見つめた。その夜、リオが宿泊する部屋のドアがノックされた。訪ねてきたのはほかでもない、彼女がロビーで見かけた男性、中東の王国ダルモーンの王子、シーク・アミールだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクアマリン
2
シークと社長令嬢。ヒロインは、父に認められたい、仕事頑張っている。父は、ビジネス一辺倒。自分に自信がない。ヒーローは、これまた父がワンマンな王様。ヒーローの作戦がうまくいかない。逆効果。反動で、ヒロインは父の勧める人と婚約してしまう。婚約者に実は恋人がいることがわかり、身を引く。その日に、ヒーローとまた出会い、進んでいく。いろいろあるが、シークものは、誘拐、軟禁あり、砂漠の豪華なテントとか、おきまりだけど面白い。2020/05/12
ちはや
0
2001.3.6 ★★★
ひまわり
0
不器用なヒーローを見守る気分で読むロマンス。ヒロインもどこかズレてる。すれ違いというよりかみ合わないんだね〜2011/07/05
こえん
0
身元を偽って富豪の娘なのを隠して働いてるヒロインと、考古学者になりたかったシーク・ヒーロー。とにかくヒーローが不器用、今まで女性が勝手に近づいてきてたせいとしか思えないくらい、ヒロインの気持ちや行動を読み間違うという。「こうすれば彼女のほうから連絡を…」と目論んだことは、彼女を別の男性との婚約に追いやるし…ああ、可笑しかった。2010/03/06