ハーレクイン 華やかな牢獄

著者名：モディーン・ムーン【著】/西江璃子【訳】

ハーレクイン（2021/01発売）

• ISBN：9784596003690

内容説明

■この豪奢な屋敷の中には、愛と裏切りと陰謀が渦巻いている。■リチャードの目は、陰気な病室の中にいる女性に釘付けだった。女性は痩せ細り、かつては美しく輝いていた目にも生気がない。〝そのうえ、彼女は僕が誰だかもわからないんだ〟リチャードは、自分の妻を薬漬けにして、記憶を奪った病院に、怒りを抑えきれなかった。自分を見捨てて家を出た妻、レクシーに対しても。七カ月前、レクシーは事故で瀕死の状態にあったリチャードに、離婚と多額の財産分与を要求して姿を消した。少なくとも、彼の母はそう言っていた。だが、今、レクシーは記憶を失って怪しげな病院に閉じ込められている。いったい、七カ月の間に何があったんだ？そして、妻の裏切りに対する僕の怒りはどこに向ければいいんだ？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

読んでいる間ずーっともやもやしていた。事件が色々ありすぎて、ヒーロー母の経歴をさらりと書いてあるけどそれだけで十分話が広がるのでは？かなり性格悪いから暗くなりそうだけど。ヒーローはヒロインの失踪後母から聞かされた話を鵜呑みにしたものの、ちゃんと彼女を探し当て怪しげな病院から救い出して真実を追求しているところは○。薬漬けで記憶を失ったヒロインはお気の毒。全くの犠牲者なのに義母、義弟夫婦に白い目で見られ、夫は何も語らない。とんでもないストレスを抱えてます。読み終えてほっとした。でも読後感は良くない。

2020/11/26

[くろうさぎ]

再読。コミックになってたので、、どんな話だったかなぁ・・・と。

2014/10/30

[くろうさぎ]

ヒーローの家族がなんだかとっても複雑なようです。ヒロインは良く発見されたなぁ・・・と。なんだか、事件があんまりはっきりと明快には説明されてないように感じます。もっとはっきり、きっぱりと、罪を問われる場面があればよかったのになぁ・・・・。

2012/07/07

[こえん]

犯人があの人ってのが読後感を悪くしてるかも。

2010/01/14