こいわずらわしい

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こいわずらわしい

  • 著者名:メレ山メレ子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 亜紀書房(2021/01発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750516691

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内容説明

ひとりの楽しさも、心地よさも知っている。
もう恋愛に振り回されたくない。
いや、ぶんぶん振り回されてみたい。
――行ったり来たりのわたしの心!

恋愛なんてもう卒業。
花や草や虫を愛で、気の合う仲間を思い、心穏やかに暮らしていたい。
そう嘯きながらも、恋に恋する気持ちが捨てられない。
恋愛は甘く美しく、しかし時に猛毒ですらあることだってもちろん知っている
というのに――
人と人との間で交わされる、恋と愛のエピソードを渉猟する日々を丹念に綴った、メレ山メレ子的恋愛フィールド雑記帳。

穂村弘さんとの特別対談を収録!

ブックデザイン:服部一成

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水色系

17
『モヤ対談』紹介本。文体がキレキレでついつい笑ってしまう。恋愛について「アプローチを追い込み漁か何かと勘違いしている奴」(P34)のくだり。うーん…まったく眼中にない人からアプローチ、しかも追い込み漁なんぞされた日には迷惑以外のなにものでもないわなァ…。序盤こそ「こいわずらわしい」感じの恋バナネタが多いが、ご本人も指摘するとおり、後半はリアルタイムで恋人ができ、その人との様子をつづっているゆえ、いや楽しんどるやん!という感じである。恋は不可抗力なのであるな。2024/05/19

gorico

11
その昔ドクター・ラブと異名をとった私もさすがに恋愛偏差値が低くなったと痛感。いまを生きる若い女性の恋愛体質と瑞々しい感性について行けない……というより、確かに自分にもそうした経験があったはずなのにと、ものすごく遠い景色を見ているような気分にさせられた。決して本書がつまらないのではなく、むしろ真逆なのだが、著者の表現が豊かで的確なゆえに現時点での自分との遠さを認識してしまったというか。巻末、穂村弘との対談がいい。さすがは言葉を操る歌人ほむほむ、恋の寿命にまつわる話の鋭さ!今度は彼の本を読もうっと。2025/08/11

ochatomo

11
昆虫好きバツイチ著者が恋バナをカラッとピリッと展開し笑える面白さを満喫! 引き合いに出される映画や本が洒落ている コロナ禍の恋愛事情も書かれている 初出2019年に書下ろしと穂村弘氏との対談追加 2021刊 試読できます https://www.akishobo.com/akichi/mereco2/v12022/08/08

FuSa

6
昆虫好きさんの恋愛に関するエッセイ。穂村弘対談も。軽めで読みやすい。自分を冷静に客観視しているしさらけ出しっぷりもなかなか。他のテーマのエッセイも読んでみたい。2024/01/11

みずのり

4
彼女の書く文章の面白さは「面倒くさい心情の言語化力」にあると思う。それを嫌味のないシュールさやニヒルな蜜で絡めて食べることが出来る(そして他に食べられる場所がない)ので、また読みに来てしまうのである。そして彼女の恋人の画集を買ったことがあるのだが、この本を読むまで関係性を全然知らなかったので寝耳に水であった。世間は狭い。2022/01/03

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