内容説明
少しは「まとも」でいたい人のために、筋のとおったエッセイ――「失われた10年」を過ぎても、日本人は、人間としてのまっとうな感覚が、こわれたままだ。過度の贅沢や安楽の果てに、わたしたちは、思いもかけぬところに行こうとしているのではないだろうか……。もう一度、確固とした価値観を模索し、よく生きようとする人への、「曽野綾子流考えるヒント」が満載の、辛口エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
7
以前読んでいた雑誌にも、著者の日記が毎月載っていて楽しみにしていたが、このエッセーも同意できるものできないものを含め、参考にさせてもらった。それぞれ短い文章の中に生きる知恵や、考え方などを盛り込みシンプルだが奥深い。素晴らしい作家であるが、ある種の哲学者のよう。2013/11/27
NBK
1
大変尊敬する著者の一人。自分を持つこと、常識を疑ってみることが大事。胸のすくこんな文章を書いてみたい。2011/06/10
pika
0
自分流を貫くというのがよく出ていて心地よい2008/11/18