講談社文庫<br> 獅子は死なず

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講談社文庫
獅子は死なず

  • 著者名:陳舜臣【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 講談社(2021/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062750974

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内容説明

人びとの心に焼きつくあざやかな生涯。著者秘蔵の好短篇集――ネールの好敵手として生涯をインド独立に捧げたチャンドラ・ボースの決死行(「獅子は死なず」)。投獄を恐れず、上言し続けた江南の一県尉(けんい)・梅福(ばいふく)は、普陀山(ふださん)でなぜ仙人伝説を残したか(「梅福伝」)。ひたむきに生き、今なお東洋の人々の胸を熱くする感動の数々。著者秘蔵の短篇集。<『わが集外集』改題作品>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

韓信

1
いままで収録もれしていた陳舜臣の歴史・ミステリ短編集補遺。チャンドラ・ボースのインド脱出行を描く表題作、一介の地方官であった梅福の昇仙伝説「梅福伝」、唐寅の生涯「六如居士譚」、清末から現代にかけての中国社会を舞台にしたミステリなど、いまいちキレは鈍いが、人間を描くことに傾注した著者のエッセンスを味わえる雑多な短編集。個人的に一番面白いのは西安の紀行ものか。中国は日本風の銭湯より個室風呂が主流、インドでは半裸だった仏像も中国では着衣化など、中国人の露出に対する忌避感の指摘は面白い。儒教の影響ではなさそうだが2019/10/11

路地裏のオヤジ

1
久しぶりの陳舜臣さんの作品を読んで、改めて中国史への造詣の深さを感じた。チャンドラボースがそれほどインドで人気があったとは驚き。2017/02/06

メカメカ

0
「獅子は死なず」はインドの英雄チャンドラ・ボースを主役にしたもの。恥ずかしながら名前と独立活動家ということくらいしか知らなかったので、勉強になりました。 しかし、こういう人はどうやってこんな強い信念を持てるのだろう。仕事や勉強とかでもそれほど強い信念を持ってこれなかった自分には不思議だし、尊敬するしかない。2017/04/22

kanamori

0
☆☆☆2011/10/17

抜け忍1号

0
陳先生の近代史の歴史認識はいま一つ信用できないということはよくわかった。2021/06/01

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