内容説明
自治体は内閣や省庁に従属するの? 市町村長と議会の役割は何? そんな制度面だけでなく,現実に自治体は何をしているのだろうか? じつは憲法はひじょうに強い自治権を保障し,住民は政策決定に間接・直接に関われるようになっています.暮らしをよくするための地方自治のあり方と住民の役割を,いっしょに考えてみませんか.
目次
はじめに┴第1章 私たちの暮らしと行政サービス┴市町村役場や都道府県庁は行政サービスをしている┴人は社会をつくって生きている┴行政サービスとは何だろう┴行政サービスは三層の政府が提供している┴第2章 どうして地方自治があるのだろうか┴地方自治は憲法が保障している┴行政サービスの効率のために地方自治が必要┴地方自治は民主主義の学校┴地域独自の政治システム┴第3章 住民が地方自治の主権者┴自治体は地域の「ミニ国家」┴住民かどうかは居住の事実によって決まる┴住民の権利と義務┴外国籍住民の権利と義務┴さまざまな「住民」┴第4章 自治体の組織は二元代表制┴憲法が二元代表制を採用┴議会と首長は何がちがうのか┴議会の強み、首長の強み┴不信任の制度┴行政委員会┴官僚制で組織された行政職員┴第5章 住民は政治に参加できる┴選挙権の行使┴直接参政制度┴請願・陳情、意見募集┴参加のパラドックスと住民運動┴条例による住民投票┴住民投票を誰がリードするのか┴住民投票では決められない┴住民投票への批判とそれに対する反論┴第6章 政策はどう決まり、どう実施されるか┴予算は一年度間の政策をあらわす┴意見・要望は声に出す┴執行機関で優先順位を決める┴議会での議論と議決┴予算の執行┴新しい行政サービスは住民の声から┴第7章 自治体財政はどうまかなわれているか┴どんな政策をしているのか┴どんな政策手段があるのか┴歳出決算から財政状況を見る┴どんな収入があるのか┴財源として見た場合の収入┴地方財政計画で自治体全体の財源を確保┴地方交付税制度で財源を各自治体に配分┴多額の借金が自治体におよぼす影響┴第8章 国と自治体の関係はどうなっているか┴自治権は国家の主権にしたがう┴下から上への政治、上から下への行政┴地方分権改革┴三位一体改革┴第9章 地方自治の過去・現在・未来┴市町村はもとをたどれば江戸時代のむら┴都道府県のもとは江戸時代の藩┴地域自治会ももとは江戸時代のむら┴地方自治か地方行政か┴地方自治の未来を展望する┴第10章 地方自治の未来のために┴自治体の改革┴行政だけにまかせておいてよいのか┴民主主義を活性化させる┴民主主義と学習┴身近な地域自治に参加してみよう┴おわりに┴参考文献
感想・レビュー
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崩紫サロメ
スプリント
hk
Hiroshi
ひでき
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