内容説明
研究対象は,地球全体から顕微鏡で見る世界まで! 人びとの暮らしを豊かにし,自然環境を保全し,生物たちの役に立つ.そんな可能性を秘めた夢のある学問――それが「農学」です.本書では,農業経済学,生命科学,食料や環境科学など,農学に含まれるさまざまな分野の第一人者が,その研究成果や未来を語ります.
目次
はじめに┴第1章 農学って,どんな学問?(生源寺眞一)┴1 まるで小さな大学┴2 ものづくりと農学┴3 環境科学としての農学┴4 経済学の有効域┴第2章 いま,農学が社会から求められていること(生源寺眞一)┴1 食料問題とどう向き合うか┴2 経済成長とどう向き合うか┴3 環境問題とどう向き合うか┴4 農業農村とどう向き合うか┴【コラム】┴2―1 虹色の革命┴2―2 蚕で外貨獲得┴2―3 沈黙の春┴第3章 食料科学の新たな役割を考える(太田寛行)┴1 食料科学って何だろう┴2 化学でとらえる農作物生産┴3 窒素をめぐる化学の展開と食料生産┴4 窒素固定微生物の発見と利用┴5 化学の力で病虫害を防ぐ┴6 生物の機能を発見して農薬の使用を減らす┴7 土壌生物と作物生産の関係┴8 無肥料栽培でも作物は育つか┴9 根にすみつく微生物を利用する┴10 農業と地球温暖化┴11 農地から発生するメタンと一酸化二窒素┴12 水資源と作物生産┴13 農業の多面性とバイオ燃料┴14 再び,食料科学って何だろう┴【コラム】┴3―1 ダーウィンのミミズ研究┴3―2 ウシの「げっぷ」と地球温暖化の関係┴3―3 多年生作物の試み┴3―4 コメの品種改良┴3―5 低温で生息する魚と,低温で活性の高い酵素(執筆:橘勝康)┴第4章 生命科学へのいざない(髙橋伸一郎・竹中麻子)┴1「生命科学」と「農学」┴2「生命科学」を支える新しい技術┴3 生命を維持するしくみ┴4 インスリン様活性と動物の一生┴5 栄養状態とインスリン様活性┴6「生命科学」と農学のミッション┴第5章 環境科学の挑戦(安田弘法)┴1 環境科学って何だろう┴2 生物による生態系サービスと農業との関わり┴3 環境保全と生物を活用する農業┴4 無肥料無農薬無除草剤でコメ作りに挑戦┴5 海外からの生き物とそれが私たちの生活に与える影響┴6 生物群集での多様な生物の役割┴7 農業生態系での生物多様性の役割┴8 自然環境の破壊と修復及びその影響┴9 環境科学の挑戦┴【コラム】┴5―1 導入糞虫によるオーストラリアでの糞公害の解消┴あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春色
ぴーまん
とりぞう
shin_ash
な
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