講談社文庫<br> 妖人白山伯

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講談社文庫
妖人白山伯

  • 著者名:鹿島茂【著】
  • 価格 ¥817(本体¥743)
  • 講談社(2021/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784062762960

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内容説明

維新で暗躍した謎の怪人・大山師・モンブラン伯爵! ――パリの日本公使館で、老残を湛えた謎の紳士が、原敬に流暢な日本語で声をかけてきた。彼こそは、幕末から明治にかけて、日本とフランスを手玉にとった、実在の大山師・モンブラン伯爵、漢名・白山伯。文学・芸術も巻き込んで、政治史の裏面で暗躍した怪人の姿を、フランス文学研究の第一人者が描く、異色の長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネムル

8
鹿島茂の小説という珍品にして、傑作。幕末から明治にかけての日本とフランスという魅力的な舞台で、実在の山師モンブランが原敬、高橋是清、井上薫、ロートレアモン伯爵云々云々と多くの歴史上の人物をひっかきまわす波乱万丈の陰謀小説。「故山田風太郎氏に捧ぐ」だけのことはあって、次から次へとエピソードが発展し、またミステリのどんでん返しのようなものも仕掛け、その筆致はいやに手練れている。そして、パリの新たな娼館や幕末で洋妾の遊郭(らしゃめん)を作るあたりの凝り様はさすがに鹿島茂と言いたくなる2013/09/17

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