内容説明
皆が望む、「いい子」を演じていた。あの家族に出会うまでは――。元・人気子役で高校生の杉崎結菜。幼い頃から仕事をしていたため友達もおらず、テレビ出演のオファーが減ったことで両親も不仲に。それでも、所属する浜松の劇団で懸命に演技を学んでいたが、ある日劇団の経営が行き詰っていることを知る。その危機を救うため、座長から「レンタル劇団員」として、ある家族の娘になってほしいと頼まれたのだが……。感涙小説の名手が贈る、心温まる青春&家族物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
桜📕のベルズ
23
レンタル劇団員という設定で、即興の演劇を行う結菜。帯に書いてある『偽物の家族』という表記は私は嫌だと思った。最初は結菜だけ選ばれたと思っていたけれど、色々な人がレンタル劇団員としてそれぞれの役を演じていた。大切な人を失った悲しみと後悔はきっと、一生背負うことになる。そうならないために、思いはきちんと伝えないといけない。2021/06/27
沙耶
21
初読み作家さん。すごく読みやすかったです。設定はちょっと無理があったけど、考えさせられる言葉がたくさんあって、少し生きるのが楽になるような言葉もあってすごく良かったです。特におばあちゃんの言葉がすごく良かったです。結菜と拓也の関係も理想的な関係で面白かったです。これからもこの作家さんの作品を読んでいきたいなぁって思いました。2021/04/15
RONALDO9
9
切ないようでほっこりする小説で レンタル劇団員という題材も新鮮でした。 最後少し上手くまとめすぎかなーといった感じは ありましたが、 面白かったです。2021/10/03
あかりんぽん
8
レンタル家族というすごく珍しいテーマで、とても面白かった!演技で人を救うことが出来るのは素晴らしいことだと思った!2025/01/16
starly
8
静岡県浜松、天竜が舞台の話し。同じ県内に住みどちらも知っている地名で興味を持った作品。劇団で演技を学ぶ学生の主人公が、劇団の継続危機を救う為に【レンタル劇団員】としてある家庭の娘を演じるーーー。人の顔色を窺い、実の家族にも本心を言えずいた主人公が仮の家族を通して最後には大きく変わっていく。それまでに多くの不安、悩みがありそれでも演じなくてはならなくて応援したくなった。伝えたい事は言える時に言わないと後悔してしまうという内容だった。2021/08/09
-
- 電子書籍
- 新・駅弁ひとり旅~撮り鉄・菜々編~ 6…
-
- 電子書籍
- 酒と鬼は二合まで【単話】(24) やわ…
-
- 電子書籍
- 澱んだ水 ~処女妻は腐敗する~(単話版)
-
- 電子書籍
- BROTHERS-ブラザーズ 大合本4…
-
- 電子書籍
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 23 ジ…




