井伊直弼 - 己れの信念を貫いた鉄の宰相

個数:1
紙書籍版価格
¥775
  • 電子書籍
  • Reader

井伊直弼 - 己れの信念を貫いた鉄の宰相

  • 著者名:星亮一
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2021/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569570891

ファイル: /

内容説明

「殿、世の中の大勢は依然、異国排撃。いまや鎖国論が再び盛り上がりを見せております」「そのようなことでこの国難は解決できぬ。攘夷論を打ち砕き、この国が清国の二の舞になることだけは避けなければならぬ」直弼は敢然と言い放った。――ふがいない幕府首脳を尻目に、単独で日米通商条約を締結した直弼。日本の真の改革のために独り戦い続けた幕閣の生涯。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bouhito

4
タイトルを読むと、己の信念を貫き通すことが善いかのようだけど、それは全く違うと思う。そういうのは前時代的な価値観だ。しかし直弼は前時代的な価値観を持ちながら、大局的で前向きな思想を持っていたとも言えるし、その矛盾こそが彼に悪夢を用意したとも言える。一体、いつから直弼の歯車が狂いだしたのだろうか。素人考えだが、直弼が「自らが正義である」と信念を抱いた瞬間からではないだろうか。感覚的に言えば「力んだ」のだと思う。しかし、彼が力まなかったら、便秘気味の日本国から開国という名のウンチは出なかったのだ。2015/08/29

シュラフ

0
「桜田門外ノ変」で暗殺された大老・井伊直弼の生涯。日米修好通商条約の締結、遣米使節の派遣など豪腕であった。当時、日本を取り巻く環境は厳しく国の舵取りを一歩間違えば欧米諸国の植民地にされかねないという危機にあった。現代からみれば日米修好通商条約の締結やむなしと思えるが、孝明天皇の勅許を得なかったことが攘夷派の強い反発をかった。後の「安政の大獄」と「桜田門外ノ変」につながる。本来であればもう少し評価されてしかるべきだが、「安政の大獄」のおどろおどろしさや薩長派閥の影響もあり評価が低すぎるように思われる。2012/10/06

ホームズ

0
1998年1月23日初読

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/36557
  • ご注意事項

最近チェックした商品