内容説明
大都会の真ん中で、不安を抱えながら懸命に生きる人の
心を温める不思議なラーメン屋台。
「幸せになりたい。けど、やっぱりまだ自分で
どうやってなっていけばいいかわかんないし、
正直自信ないよ、私には」
主人公の満内(みちない)ミチコ、通称「みっちゃん」は、27歳女子。
東京の高級外資系ホテルで働く、駆け出しのホテルマン。
きらびやかな世界で裏方としてがんばる毎日だけれど、
努力が空回りして落ち込んでばかり。
そんなある日、夜道にポツンと現れた1軒の屋台。
怪しげな「らぁめん」提灯の灯りに引き寄せられ――。
生きることが下手くそでも
「ポジティブ」になれなくても、大丈夫!
不器用だけど、そこにある希望に救われる
みっちゃんともちぎママと一緒に笑って、一緒に泣いて、
「共感度200%」の感動ストーリー
「オカマの神様」から遣わされた!?
百戦錬磨のラーメン屋台店主「もちぎママ」が贈る
「今を生きる私たち」への教え
「自分らしく生きる」名言の数々
「幸せになんて勝手になれるの」
「過去を呪うのは《未来から目を背けるための防衛策》よ」
「言ったでしょう、努力も反省も、怒りや悲しさから始まるって」
「自分ばっか見てる人間は、他人のことをちゃんと見られない」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よつば🍀
97
♪ももも~もも、もももも~も~♪丑年と著者名を掛けた様な奇妙なチャルメラ音。自らを「美しい餅の妖精」と名乗る屋台そばの店主・もちぎママ。ファンタジーな設定に付いていけるのか若干不安になるも心配無用。この店に導かれたのは高級外資系ホテルで働く満内ミチコ、通称みっちゃん。幸せになりたいと願うみっちゃんと、もちぎママの会話で物語は進行して行くがみっちゃんは読者の代表。私達が常日頃悩んでいる事や不安に対し、もちぎさんが、屋台の店主の形を取ってわかりやすい言葉で噛み砕いて答えてくれる。言葉が持つ力の偉大さを感じた。2021/02/06
あかは
48
もちぎさんの存在はTwitterで知っていたので読んでみました。自己発見の本ってあるけど、自己啓発本位には内容が濃くて読了するのに時間がかかりました。ミチコを主軸にストーリーが進んでいくんですが、もちぎママの言うことが深くて、これは仕事や進路で迷ったり悩んでる人にはいいんじゃないかな?と思います。違った物の見方を教えてくれますよ!2021/10/30
ぶんこ
47
悩める人がいる街へ現れるラーメン屋台もちぎママ。聞く力があるのでしょうか、つい愚痴や悩みを話してしまうミチコさん。誰かに聞いてもらうだけで心が軽くなることってあるので、なんだか羨ましくなってきました。ミチコさんのミスが多かったのは、心がいっぱいいっぱいだったからなのでしょうか。完璧主義は疲れるでしょう。私も若い頃はそうでしたが、今は「まぁいいか」の連続。どちらがいいのか。若い頃は完璧主義くらいの方がいい気持ちします。ミス多発だったミチコさんが頼られる存在になっていくのが読んでいて気持ちよかったです。2021/04/22
ギルダーツ
13
幸せになるためには、まずは気楽に気楽な理想を考えること。それと、白黒つけることが正しいわけではない。程度も考慮に入れること。というところが今回の学びかな。自分の理想は人と比べてどうこうとかいうような、相対的なものではないと思う。大事な人の最期に幸せだったと思ってもらえるか、自分の最期にやり切った感があるか、この2つを目指すようにしている。この目標(理想)に向かって、今やるべきことは何かを短期的視点、中長期的視点で考える。これが持論。決して人と比べるものではないというのが著者との共通点かな。2022/11/26
宇宙猫
12
オネエ口調の餅の妖精が、ラーメンの屋台に来るお客にアドバイスする自己啓発本。パラパラ見る程度。2021/07/02