講談社文庫<br> 水の砦 福島正則 最後の闘い

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講談社文庫
水の砦 福島正則 最後の闘い

  • 著者名:大久保智弘【著】
  • 価格 ¥775(本体¥705)
  • 講談社(2021/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062638654

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内容説明

奇策で幕府に挑む! 時代小説大賞受賞作――改易・配流された福島正則は、捨身の闘いに立ちあがった。相手は、徳川幕府の重臣・本多正純(まさずみ)。執拗な攻撃に、正則は、陣屋の周辺に流水要塞をめぐらし、水の砦を築いて防戦する。大久保党と闇の宰領から、二重三重に仕掛けられた恐ろしい罠。幕府に挑んだ最後の武将の、悲哀と不条理を描ききる、第5回時代小説大賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
タイトルの「水の砦」は福島正則が刺客の襲撃に対抗するため、表向きは治水工事を装い、高井野の福島陣屋を流水要塞化することに由来するものですが、鳴り物入りの設定の割に流水要塞は役立っていないような……? 物語は前半の福島陣屋の要塞化と影武者の教育、中盤の埋蔵金探しと雪乃介の出自、後半の宇都宮城の城崩しの謀略と作者の意気込みは痛快なものの、詰め込み過ぎで、消化不良の感になってしまったのが大いに残念であります。ところで、福島陣屋には主人公たちのグループ(忍者含む)以外は誰も詰めてないの? 他の家臣は? 星4つ。2019/08/11

yamakujira

0
高井野に減封された後の福島正則主従を襲う陰謀。彦四郎、惣左衛門、伝二郎、陰衆、伝内、雪乃介、鬼堂玄蕃と、架空の人々が活躍する、痛快な娯楽時代小説。大久保党の位置づけがおもしろい。フィクションの裏に、非情な権力闘争が見えるね。 (★★★☆☆)2013/10/09

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