内容説明
「白に打たれたらどの手も正しく見えてしまう」
そんな経験はありませんか?
同じ盤面を見ているはずなのに、囲碁が強い人は様々な情報を手に入れています。
例えば、「石の強弱」「大きい場所と小さい場所」「要石とカス石」などが挙げられます。
本書は強い人が盤面を見て考えていることの全てを明かします。
置碁を題材とし、黒が見えている情報と比較することで、「どこで差がついているのか」重要なポイントを抽出していきます。
また、重要な考え方を学んだあとは、実際に実戦で打たれるテクニックも紹介します。
「手筋」「死活」「ヨセ」「攻め合い」など即効性の高い技術が目白押しとなっています。
著者は水間俊文八段。30年の囲碁指導歴があり、前著『置碁上達法 ~黒の作戦と白の意図』も大好評でした。
水間マジックによって、あなたの碁盤を見る目は上級者そのものになっているでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
7
図書館にて▲コラムから/囲碁と地口。地口は洒落や頓知が利いた言葉を土地柄や時節ネタに合わせて組み合わせたもの/待ち時間とコミ。待ち時間ルールは近代に大きな変更。江戸時代の御城碁では下打ちが行われ、将軍の前で考えて打つのではなかったそうな/碁盤の不思議。現在19路盤だが、古くは9路にそれを倍にしたの17路盤。チベットでは今も17路で中国では遺物が出土。361目の19路になったのは暦学と関係あるようす/囲碁と名言。大宝律令僧尼令第九音楽条 凡僧尼作音楽及博戯者百日苦役碁琴不在制限。2024/02/23
しじま
1
置碁で打たせてもらってもボロ負けするのは何故なのか。うわ手とした手の目の付け所はどこが違うのか。差のつくポイントはどこなのか。うわ手目線から丁寧に解説した一冊。棋譜が沢山載っているがわざわざ碁盤を出して並べる必要はないと思う。よっぽどの初心者なら別だけど。広いところへ打つとか、負けそうな攻め合いは潔く捨てるとか、わかっているようでわかってなく、本書を読んでも懲りない学ばないのか、よしっ! と実戦に赴くと相変わらずボロ負けする私はいったいなんなの……。2024/08/20
lovekorea
1
「置碁なんて碁じゃないよ」などと思っておりましたが、いやいや、そういう狭量なことではいかんと反省し、この本を読むことにしました。 置碁で、という枕詞がついているものの、中身はそれだけに留まらずに囲碁の本質について述べているように思われます。 ※ボクの棋力では深いところまでは理解できませんでしたが・・・2022/11/05
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