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内容説明
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突然ですが、「補完食」ってなんでしょうか?
補完食とは、WHO(世界保健機関)が提唱している、科学的な根拠に基づいた、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事のことです。
日本でいうところの「離乳食」なのですが、従来の離乳食とは少し異なる点があります。例えば、離乳食は主に月齢を目安に1回食、2回食……と食事の回数を増やしますが、補完食では1日2回の食事からスタートするよう勧められています。(中略)この本では、補完食ってなんだろう? というところからスタートして、日本の離乳食との違いや長所短所、その考え方を解説しています。
(「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんごの紅茶
7
めんどくさい離乳食が少し楽になったきっかけとなった本。母乳の栄養だけでは足りなくなるため食で補填していくというところもわかりやすく、また鉄分がいかに大切かという事も理解できた。7ヶ月すぎた今、ゆるーく楽しみながら離乳食をすすめています。2021/09/01
織川 希
5
★★★★★ 素晴らしい補完食の参考書。本書はいわゆる離乳食についての本だが、正確には離乳食ではなく補完食についての知識を分かりやすく整理している点が素晴らしい。補完食とはWHOが提唱するもので、生後半年以降の赤ちゃんが母乳やミルクのみでは不足する栄養を補う食事という意味であり、実際的には従来の離乳食に相当する。しかし離乳食は乳離れが目的とも取れるような名前で、基本となる考え方も古いし、書籍もレシピの紹介ばかり。補完食の最新の知見を参考にできる書籍はこれ以外には見当たらないので、本書は大変ありがたい1冊。2023/08/02
リケジョママ
4
★★★★⭐︎ 息子の離乳食づくりの参考に。鉄分の重要性が特に強調されている。離乳食だけでは栄養が足りていないという事実を知り、鉄分強化の牛乳やおやつを取り入れて実践中。
まるこ
4
離乳食との違い、補完食とはというところから丁寧に説明されている。メリットデメリットあるだろうと思うが、補完食のメリットとして、6mまでは授乳をやめず優先してよい、授乳のあとにご飯、赤ちゃんのペースでというのがプレッシャーが少なそう。 6mから赤ちゃんのエネルギーは200kcalほど食事から得なければならないため、5倍粥にするなど工夫して少量でも必要なエネルギーを補完できるようにしていく必要があると。 レシピがもう少し載っていたらより良いかも。2022/11/22
でんぞう
4
離乳食を進めるうちに、カロリーや栄養足りてるのかな、進め方あってるのかな?と悩み始めた頃に読むと良い本。子が既に11ヶ月を過ぎてしまったので、どちらかというと自分の試行錯誤が間違ってなかったことの確認、日本式の離乳食のやり方をいろんなサイトで読んでモヤモヤしていた部分の解消ができてよかった2022/03/19