日本経済新聞出版<br> アクティビスト 取締役会の野蛮な侵入者

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日本経済新聞出版
アクティビスト 取締役会の野蛮な侵入者

  • 著者名:オーウェン・ウォーカー【著】/染田屋茂【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2020/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532321635

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内容説明

世間をにぎわせた村上ファンド、スズキやセブン&アイを標的にしたサードポイント、西武と対立したカーライルなど、近年日本でもアクティビスト(「物言う株主」)の存在感が強まっている。
彼らは世界有数の大企業であっても経営陣に立ち向かい、ビジネスの一部に口出しするだけにはとどまらず、取締役会メンバーの一人ともいえる影響力を持つようにまでなっている。
本書は、取締役会における攻防から、放逐される経営陣の悲喜こもごもまで、アクティビストと取締役の間で実際に起こった出来事をストーリー仕立てで描いた一冊。マイクロソフト、ヤフー、ヒューレット・パッカード、デュポン、アラガンなど、近年世界で起こった主要なアクティビスト関連の争いについて、変革推進派、反対派双方の視点を盛り込みながら、そのとき取締役会では一体何が起こっていたのかを浮かび上がらせる。

目次

第1部 はじめに
第1章 アクティビスト投資家とは何者か?
第2章 アクティビストは何を求め、どうやってそれを手に入れているのか

 第2部 戦い
第3章 ダーデン・レストランツ取締役会の政変
第4章 ヤフー包囲網
第5章 アラガン社と前例のない同盟
第6章 デュポンの引き合わない勝利

 第3部 決着
第7章 マイクロソフトの命運がかかった休戦協定
第8章 ヒューレット・パッカードの追い詰められた取締役会
第9章 ウォルグリーンズ・ブーツのトロイの木馬
第10章 アライアンス・トラストの土壇場の停戦

 第4部 結論
第11章 アクティビストの行進
第12章 期待の重荷

 その後どうなったか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroo Shimoda

8
面白い。日本でもアクティビズムが活発化していくだろうが、英国のような水面下スタイルの方がフィットしそうで、米国流の劇場型が定着するかは疑問。2021/06/10

とみやん📖

6
2010~15年頃のアメリカのアクティビスト事情を中心にまとめた本。ダーデン、ヤフー、アラガン、デュポン、MS、HP、ウォルグリーンズ。アクティビストと言えどやり方は様々。手に汗握る展開もいくつかあった。巨大企業のMSがわずが1%の株主に役員の座を明け渡したバリューアクト社のキャンペーンは見事。議決権行使助言会社やら年金基金やら、プレイヤーが沢山。自由主義市場の面目躍如たる米国の姿が浮かび上がる。金融は米国が断トツなのが理解できた。アクティビストの活躍が大企業と機関投資家との距離を縮めたことも興味深い。2021/05/05

TK39

2
最近、東芝などでも良く耳にするアクティビストの米国での事例を紹介。アメリカ以外ではまだまだかと思うが巻末に日本での事例が手短に紹介されている。日本企業も大手機関投資家などとの関係強化、情報開示、配当性向の向上など良い面もあり。まあ、心情的には好かないが、、、2021/05/22

O. M.

1
最近話題のアクティビストの、具体的な活動事例を紹介したルポ集。欧米に比べて比較的平和な?日本の企業側の立場で、なんとも恐ろしいと感じた。結局彼らは資金力があるから、株主として合法的に株主権利を主張されると、企業側は話を聞かざるをえない。しかし、業績が上がっていないことやリスクを非難するのは容易だが、ではアクティビストの意見が通ったからと言って、経営がうまくいくのかは別問題。その意味で、アクティビストの主張を公平に評価する、助言会社の役割は重要。終章で米国で起きたことが今後日本で起こるという示唆があり。2022/01/30

soccer atsushi

0
具体的事例で攻守会いまみえるアクティビストと企業経営者の人物像も深めて、その攻防戦に迫力がある。2023/12/22

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