内容説明
近年、強い関心が寄せられているアタッチメント理論。本書はこの理論を正確に臨床家へと伝えるため、実証研究で標準化されているアタッチメントのアセスメント法、測定法を紹介し、その評価方法および支援の実際を示す。乳幼児から成年までを網羅した理論、アセスメント(観察法、面接法、質問紙法)、5章にわたる実践例により、アタッチメント理論の臨床への導入が誘われる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
8
とてもよい本。アタッチメントについて誤解していたことがよくわかるし、アタッチメントを基本にしたアセスメントが重要だと強く思った。2017/11/25
いとう
2
アタッチメントのアセスメントを面接、観察、質問紙に分類し、幼児~成人の年齢に応じてアセスメント方法を選択できる。観察と面接の多くは長期、高額、海外での研修受講が必要になるため、質問紙に頼らざるを得ない。 久保信代先生のASD児の愛着行動、そして親子関係は丁寧な観察があればこその視点。編者・工藤晋平先生の司法領域に愛着概念を導入することで見える、日常生活での安心感ケアの意義も、”観察”の重要性を教えてくれる。 『おわりに』にあるように、愛着への視点と支援は観察によって可能になる。2022/08/03
ひ
0
理論とアセスメント(観察法)を中心にざっと読んだ。2022/05/05