内容説明
学業優秀なリケジョだったが、融通がきかず就活を連敗していた「ひぐま」こと樋口まりあ。そんな彼女が秘書として食品商社「コメヘン」に入社して2年目の冬――。持ち前の生真面目さが愛され、徐々に周囲の協力も得られるようになった。10歳年下のイケメンバーテンダーと結婚していて、妙に鋭い総務部の山本梢や、かわいいのになぜかモテない営業部の野島樹実香と食べる弁当ランチも楽しい。本業の秘書業務に加え、社長の来客にふるまう手料理にも、少しずつだが自信をつけてゆく。そして、「奇跡の小麦粉」と呼ばれるキタノカオリで調理するうちに、初めての恋の予感も!?
ほっこりおいしい、だけじゃない。名作『100年たったら』の著者が贈る心癒やすごほうび小説。
【目次】
小松菜の元気なきな粉和え
ボルシチは祖母の味
恋と起業のにんじんケーキ
米良し、水良し、出会い良し
イケメンシェフの和風ニョッキ
もちじゅわ 中華まんの奇跡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
266
シリーズ第3弾。表紙に惹かれてシリーズ物と気付くの遅れたよ。とほほ。食に関する6話連作短篇。途中からになってしまいましたが、人との関係性等はその都度触れてくれているので、支障を来たさずに読める気がします。勿論順番に読むのがベストでしょうけど。物語は何故か秘書であるのに、社長の元に訪れる人に料理を振る舞うって話が基本路線なの。料理人でも無いのにおもてなしをしなければならないのが、細やかなピンチなんですけど、それ以上の物語の起伏は少なくてね。悪い人は出てこなくて。気遣いや心配りにホッと安らぐ読了感ですよ。2024/08/18
けんとまん1007
60
多少、不器用だとしても、相手のことを思うこと、少しの手間を惜しまないことが、大きな違いになるんだよなあ~。頭では解っているつもりでも、なかなかできないこと。そんな気遣いは、相手に伝わるもの・・・というか、伝わらないのは、何かあるから。それが、食べ物になると、嗜好性やこだわりに通じるので、ハードルがあがる。でも、その繰り返し。いつか、伝わるものだと思う。2021/12/26
野のこ
55
タイトルのもちじゅわから美味しそう。まりあちゃん難しそうな中華まんも難なく作れちゃってすっかり料理上手。もちの正体はあのキタノカオリだったのね。アサリの和風ニョッキも美味しそう。お粥さんの作り方は意外だったので気になった、機会があればぜひ。そうそう、ピーターラビット が持ってるの人参じゃなかったのもちょっとびっくり。まだまだ続きそうなので嬉しいです。2021/03/13
信兵衛
33
24歳となった主人公のまりあ、ずいぶんと落ち着いたなぁという印象です。その意味では安定飛行、でもそれではちょっと物足りないかも。2021/02/28
ゆき
25
シリーズ3作目。またまた美味しそうなご飯が沢山でてきた。最初の頃に比べてひぐまは随分成長したなー。私も1品ずつ丁寧に作ろう。2021/04/01