内容説明
「降りかかった火の粉は払わず浴びる」
恋愛、仕事、結婚、セックス――――女性を取り巻く悩み、壇蜜が承ります。
やることも、考えることも多く、年齢にも甘えられない。女を出しても出さなくても怒られる。一方、経験を重ね、賢くなって、落ち着いてきれいになっていく人も多い。人間として生き物として、恐れられて、いろいろと言われる。そうでも思わなきゃやってられない。
本書は、これまで著者が3年間かけて応えてきた相談内容をまとめた一冊。最後に、書き下ろしで40歳を迎える著者自身の30代の振り返りを大量加筆しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
215
壇蜜は、新作をコンスタントに読んでいる作家?です。 何時もの自虐的エッセイかと思いきや、今回はアラサー女子中心の人生相談でした。意外とまともに回答しています。著者はいつの間にかアラフォーになっていました(笑) https://www.chuko.co.jp/special/misojionna/2021/01/28
のぶ
87
壇蜜さんが3年間かけて応えてきた人生相談を纏めたもの。それぞれの相談を読んでいて、正直に感じたのは、人は他人から見るとどうでも良いようなことで悩んでいるのだな、と思った。それでもそれぞれの相談に真摯に答えているのは好感が持てた。ただ過去に出た日記やエッセイをほとんど読んでいるが、それに比べ相手を思いやっている事もあるが、毒気や自虐ネタがなく、読み物としては面白みに欠けるように感じた。最後に自伝的なエッセイが30ページ程度載っているが、こちらは現在の「壇蜜」がどう誕生したかを見るのに面白かった。2021/01/18
キク
69
テレビでの壇蜜は「エロいお姉さん」なので信じてもらえないかもしれないけれど、壇蜜はとんでもなくいい文章を書く。本職以外で筆がたつというと将棋の羽生やオードリーの若林がすぐに浮かぶけど、壇蜜はその2人にも遜色ないものを書いている。「降りかかる火の粉は払わずに浴びる」「三十路女が世間を歩いていくことは何かと大変です。皆さん、気を引き締めて参りましょう」地に足がついていて、読者に寄り添い、生きていくことに真摯だ。エロいグラビアに出始めた頃の本業は遺体衛生保全士で、遺体に死化粧を施していたって只者じゃないと思う。2021/11/10
くろにゃんこ
42
結婚生活についても触れているエッセだと思ったら、人生相談集でビックリ☆これも本になっちゃうのね。でもさすがは壇蜜さんでやんわりと誰かを傷つけることなくお答えになっています。お名前と古風なイメージ、そして大胆な・・・と強烈な印象でしたが、やはり頭のいい方で色々と考えあっての着ぐるみだったのですね(笑)2021/02/16
青木 蓮友
30
壇蜜さん、ちょっと素敵すぎません?そもそもファンですけれど、ますます改めてファンになります。言葉が凄い。このお悩み相談も絶妙です。お人柄が揺さぶりたって像を結ぶよう、知性が理性が懐が、もう魅力爆発バレバレなことになっています。「既婚者の魅力は配偶者の影響」に思わず背筋が伸びました、ってこれまだ壇蜜さん独身のときのお答えですからね。「心にコスプレ」この表現にめちゃくちゃ共感、あれ、壇蜜さんも一人っ子ですか。こういう一人で解決していくやり方って一人っ子特有かも知れない。なんかホント分かる、動物好きも共通点。2021/03/27
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