講談社文庫<br> カタコンベ

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講談社文庫
カタコンベ

  • 著者名:神山裕右【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 特価 ¥379(本体¥345)
  • 講談社(2020/12発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784062758123

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内容説明

あの事件から5年、ひとつの決意が闇に眠った殺人事件を呼び覚ます! ――水没するまでのタイムリミットは、約5時間。それまでに、洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ……。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー・東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。
◎「作家にはまことしやかに嘘をつく能力が必要とされるが、その意味で、神山裕右は稀代の嘘つきである」<「解説」より>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

212
江戸川乱歩賞受賞作品です。地下洞窟を舞台に繰り広げられるミステリーですが、同時に冒険小説という自分には未開なジャンルにも興味を持たせてくれました。流れ自体は割とゆっくりめですが、決して遅く感じるコトはなく、むしろ丁寧に書いてくれていると感じます。しかし、ダラダラと進んでいくワケでもなく、物語の展開にしっかりと強弱のアクセントもついているので、飽きることなく読み進めていけます。ミステリーなので、当然犯人や真相究明も大事なのですが、この世界観を十分に堪能するのも、大切な楽しみ方なのではと思いました。2010/08/28

kaizen@名古屋de朝活読書会

155
洞窟、潜水、2つの事件の関係者が、調査隊に加わっている。初めのうちは、前振りが切れ切れにあり、誰が主人公か分からなかった。壮大な裏の裏、二人の殺意をもった人間と、一人の生き残ったことを背負った人間。洞窟を探索することが、命がけであることは分かる。物語の著者は未経験という。構想力と助言者の力に敬服。解説:村上貴史。江戸川乱歩賞。著者は愛知県出身。2013/11/24

やも

88
【第50回江戸川乱歩賞受賞作】地底湖…水中洞窟…ケイブダイバー…ハァハァ( ง//́Д/̀/)ง⁼³₌₃この単語だけでコーフンしてくるね😤冒険×ミステリー。たまらん。絶滅したはずのニホンオオカミらしき骨…人跡未踏の洞窟のはずなのに、救助に向かう途中で見つけた古いハンガー…鍾乳洞の調査を何があっても止めるなという脅迫電話…白骨死体…途絶えた日記に書かれていたその名前は…ハァハァ( ง//́Д/̀/)ง⁼³₌₃後半ちょっと駆け足に感じたけど、心拍数のあがるような緊迫感を思う存分味わえる1冊🫀✨2023/03/09

Take@磨穿鉄靴

86
神山氏初体験。面白かった。洞窟の閉塞感を感じながら話が進む。東馬の贖罪がメインテーマ。東馬好きだな。霧崎もナイスガイ。洞窟物だと篠田氏の「アクアリウム」があるけどあれとはまたカラーが違って良かった。なんだろう、このグダグダした感想。面白かったのに上手く表現出来ないや。自転車でコケたせいだ。きっとそうだ。★★★☆☆2019/08/30

takaC

81
広げっ放しでは?と思うエピソードもちらほらあったような気がするが総合的には面白かった。時刻が何時なのか良く分からなかったのがちょっと不満。せめて地上編だけでも時刻が分かるようにして欲しかったな。どこまでが事実でどこからがフィクションなのか興味が湧き確かめたい気になったけどケイヴィングはしないよ。2013/09/30

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