内容説明
作曲者のプッチーニをして「最も理想的な蝶々夫人」と賛美させたプリマドンナ・三浦環。彼女は63歳で他界する直前まで歌い続け、欧米を中心に「蝶々夫人上演2000回」の記録を樹てた。そして、恋多きおんなでもあった。偉大な歌姫・環の希有な生涯を、女性伝記小説の第一人者がみずみずしく描き上げる力作長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おMP夫人
12
日本のオペラ草創期、国際的なプリマドンナとして活躍した三浦環の生涯を描いた作品ですが、この小説を読む限りではなかなか魅力を感じることはできません。裕福な家に生まれ歌の才能があり、嫉妬や誤解を受けすれ違いもありましたが、恋人をとっかえひっかえしつつ世界で認められ最後まで大好きな歌を歌い続けて一生を終えました。という、大きな挫折もなくかなり羨ましい恵まれた人生に思えるからでしょう。だからこそ逆に、実際の彼女はどうだったのかという興味が沸き、小説以外の三浦環に触れてみたくなる。そんな不思議な感触の本でした。2013/06/23
Gen Kato
4
再読。若いころの謎めいたロマンスや華やかな情事の数々より、最後の彼氏の存在がいちばんぐっと来るのは、こちらも齢を重ねてきたせいなんでしょうね。おばあちゃんになっても女として愛されるなんて最高の夢だな。2017/08/09
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