内容説明
ちくまさんは、ちょっぴりドジだけど勤労意欲溢れるナイスレディ。ＰＲ誌「ちくま」の好評連載がオールカラーで待望の書籍化！
目次
Vol.0 きょうのひと
Vol.1 回転ドア添乗員のひと
Vol.2 やすりがけのひと
Vol.3 交通整理のひと
Vol.4 照明のひと
Vol.5 収納するひと
Vol.6 綿毛を運ぶひと
Vol.7 グラフィティのひと
Vol.8 日傘を差すひと
Vol.9 雨を知らせるひと
Vol.10 プロジェクションマッピングのひと
Vol.11 落ち葉を裁縫するひと
Vol.12 雲の上を案内するひと
Vol.13 結晶でジュエリーを作るひと
Vol.14 配電するひと
Vol.15 影法師のひと
Vol.16 封緘を直すひと
Vol.17 除電するひと
Vol.18 樹木をスタイリングするひと
Vol.19 ゆりかご機関士のひと
Vol.20 かすみでパンを作るひと
Vol.21 バードレコーディングのひと
Vol.22 占い師占いのひと
Vol.23 雪明かりを作るひと
Vol.24 雲から糸を紡ぐひと
Vol.25 太陽風で洗濯物を干したいひと
Vol.26 引っ越し屋のひと
Vol.27 凧を取るひと
Vol.28 壁を活用したいひと
Vol.29 環境ジオラマを作るひと
Vol.30 名探偵のひと
Vol.31 お片付けを教えるひと
Vol.32 マンガを描いて見せるひと
Vol.33 キッチンで計量するひと
Vol.34 擬態を教えるひと
Vol.35 ポップアップブックを作るひと
Vol.36 昔の光を見るひと
Vol.36.5 あしたのひと
ちくまさん各回へひとこと！
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
93
ちくまさんは事務のOLさん。今日もカタカタ仕事をして、昼休みには本の世界に入っても、また午後からはカタカタお仕事です。そんなちくまさんがカラフルで幾何学的な形が展開する幻想の世界に迷い込み、２０１７年から毎月ちくまのPR誌の表紙を務めます。まるで高野文子の絵に出てくるキャラクターみたい。２０１９年の１２月まで外の世界に遊んだら、終わりは白黒のOLのお仕事に戻られました。こんな風に、遊ぶように真剣にお仕事ができれば楽しいですよね。絹のスカーフのデザインにしたら面白そうっていうのは帯の高野文子さんの言葉です。2021/09/15
ばう
53
★★★★PR誌『ちくま』の表紙を毎号飾ったオールカラーのイラストと漫画。コロナ禍になる前に書店で見かけて以来ずっと気になっていたのに手に入れられなかった本をやっと手に入れることができました。ちくまさんは役に立つ仕事無駄な仕事名前のない仕事、と様々な仕事をします。この世界観好き。どうしてこんなストーリーとイラストを思いつくんだろう？不思議だけれど心を惹きつけて仕方ない魅力的な本でした。何度でも読み返したくなる。高野文子さんぽいなぁと思っていたら帯に高野さんの言葉が。う〜ん、やっぱりそうか！2023/12/02
にゃおこ
33
懐かしいような未来的なようなイラストとストーリー。図書館で借りたのだけど、手元に置きたくなった。「仕事と遊びの中間のどこかに 『まるで遊びのようでいてそこそこ仕事っぽい』という絶妙なあんばいがあって、心のチャンネルをうまくそこに合わせられたら、きっと勤勉に楽しく仕事できるはず」そんな気持ちを込めて描いた、とあとがきに。わかりすぎる。家事も仕事もそうありたいものです。2023/12/25
阿部義彦
24
西村ツチカさんの名前は、楽しみにしてる季刊誌『フリースタイル』の表紙イラストで知ってました。漫画の方はまだ読んだことは有りません。こちらの本は筑摩書房のPR雑誌『ちくま』に連載されたものです。一枚は表紙絵として、もうひとつは表紙で描かれた職業を解説する8コマ漫画としてです。まず色使いが独特ですし、一枚絵のイラストだとパースの使い方が独特で空間を自由自在に切り取って構成していて、何かだまし絵の『エッシャー』みたいだなと思いました。私は大好きです、漫画も買おうと思います。帯には高野文子さんの推薦文が！2023/10/20
mntmt
13
全ページオールカラー。色彩がおしゃれで綺麗。2021/04/10
