内容説明
ある日、先輩から連絡が来た。
――抗争になる、お前の力が必要だ。
隣街の暴走族との総力戦。
中間地帯に集められ、俺たちは対峙した。
全員で激突したら、どちらが勝っても共倒れになってしまう。
総長同士で話し合った。
その結果、一番強い奴同士だけで決闘させて、それで勝敗を決することになった。
行くのはお前だと、指名されたのが俺だった。
俺はまだ無名の喧嘩自慢。暴走族にも入ったばかり。
けれどそんなこと関係なかった。
強い奴とやれるなら、相手は誰でもよかった。
顔も名前も知らない、敵の族の代表と対峙する。
始まるや否や、飛びかかってくる相手の顎に、俺は左フックを打ち込んだ。
そのたった一撃で相手は失神し、二つの族の全面抗争は一瞬で終結した。
――その日から、俺は“路上の伝説”と呼ばれるようになった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
youmar Jr.
42
朝倉未来の小学校中学校高校時代の話がいい笑 でもボクシング🥊でも何でも努力を怠らないものが必ず勝ち、その努力の中の努力をしたものが頂点にたつのだろうなと思った 朝倉未来はそういうひとなんだろうなと思った。2021/06/08
ミライ
30
総合格闘家&Youtuberとして活躍中の朝倉未来選手の自伝。朝倉選手の幼少期~暴走族時代~少年院~アウトサイダー~RIZIN初戦までが描かれる。Youtubeのメンバーや、 ファンにはおなじみの岡くんの逸話も掲載されており、ファンには嬉しいと思われる。喧嘩で眼窩底骨折して視力が落ちた状態でしばらくリングで戦っていたというのが結構衝撃(のちにレーシックで視力は直したそうだ)。あと、怪我した状態で無理して出ている試合が多いのも気になる、2020年の大晦日は試合のスパン短いが大丈夫だろうか。2020/12/26
しゅうと
19
朝倉未来選手の喧嘩自慢自伝。2021/07/14
jjm
9
朝倉さんと言えば昨年末の『喧嘩企画』の炎上が記憶に新しい。相手はプロではないという点で「素人」で元芸能人の二人とヘビー級の格闘家。素人を一方的に叩き伏せたという点で炎上したが、朝倉さんに唯一非があるとすれば断れたこの企画を受けたことだけだと個人的には思う。この企画が通ったのは世の声がそれを観たがったこと、そして対戦を希望してくる相手がいたことだけ。素人相手に何を、という人がもしいれば相手がプロなら怪我をしてもよいと暗に考えている一貫性のなさは自問するべき。格闘技自体の存在意義を考えないといけないと思う。2022/03/13
decomo
3
全く知らない人の本。そもそも格闘技見たことない。なので後半はなんのことやら?だったんですがー。生い立ち、ビックリな人。喧嘩なしには生きていけないって、いや死ぬしーでも何か引っ張られるものがあるのかなぁ。現在に至るって感じですね。こんな生き方もあり?でも彼なりのスジが通っているのは納得です。未来とかいてみくると読む、いやカッコいいね。2021/09/09