内容説明
知の巨人が最後に残したメッセージ。未完の大作。
発見された1,157枚の直筆原稿。そこには英国の博物学者ウォレスの生涯が“一人称”で記されていた。
渡部氏がウォレスに仮託して伝えたかった生き方とは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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少年時代の多様な体験:ケルトの進化論者 父の没落 詩のすばらしさ 14歳での人間形成 統計だけでは見えない労働者の生活 オウエンの成功と失敗の原因 自然に親しんだ測量士時代:サッカレー マーフィの天気暦 毎日の深呼吸 50歳を超えて酒を控える 相続財産こそ社会不平等・不正義の根源 友人たち・学問・本との出会い:天文学を独学 最終・標本に集中→恍惚的喜び 一生を決定する本たち 筋の通った思考法 アマゾンへー探検家の誕生:弟を悼む 探検と標本とひらめき 分目への疑問とサラワク法則 虫取屋のテルナテ論文 2021/02/24
田山河雄
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何とも言い得ようもなく、悲しいとか苦しいとかそんなことでは無いのですが、晴れ渡った様なそのような心持ちではありません。最後段に書かれた中山理氏の解説も著者(渡部昇一先生)のもどかしさとしっくりしているのか分かり様もありません。分かる時がくればいいなと思います。2022/05/20
空飛び猫
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進化論の立役者 ウォレスはいかにしてその考えを導き出したのか2021/06/24