光文社新書<br> 知らないと恥をかく「性」の新常識

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光文社新書
知らないと恥をかく「性」の新常識

  • 著者名:齋藤賢
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 光文社(2020/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045111

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内容説明

セクハラや性犯罪がようやく社会問題として認められてきた現在、「性」について学ぶことはひとつの必須科目となった。イシューは多岐にわたるが、必要なのは性と社会の関係にいま起きている変化を大づかみに理解することだ。#MeTooをはじめとした近年の様々なムーブメントの分析や、多彩なアクティビストへのインタビューなどを通じ、「性」をめぐるこの国の現在地を鮮やかに抉り出す批評。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海月

67
多分YouTubeを見ないと完璧に理解できないかなと…。 初めの方は楽しかったけど最後の方、特に最終のSNSの話は飛ばしてもいいような気がする。結構同じことを繰り返し話してる気がしてそれはそれで記憶に残るかなと思います。やっぱり海外のように性について義務教育でやるべきだね。対談の人ほぼ海外行ってから気づいて戻ってきてるもん。それだけ海外は進んでるってこと。日本人のおかしいところが露出してる気がする。2023/11/04

kenitirokikuti

9
著者は1994年茨城県生まれで、高校のときは三島由紀夫かぶれだったという、大学院生アクティビティスト。それとは関係なく、身近な人間が性暴力被害にあったのがこの運動にコミットしたきっかけ▲〈僕はこの本を「性」に関するテーマに疎い男性向けに書いた〉(はじめに)。「性に疎い」ではなく、「性に関する(時事問題的、社会問題的な)テーマ」である▲40代おじさんの率直な感想としては、ミドルティーン以上20代向けの安価な娯楽が増えたので、いまの若い子は酒とタバコとパチンコとセックスに淡白だって自覚に乏しいのね。2021/01/02

カモメ

7
避妊や中絶に関する話が特に興味深かった。先進国・途上国関係なくアフターピルは90カ国ほどで薬局で売られている。日本では処方箋が必要であり、価格も高価な上に失敗後5日以内であれば有効なエラワンもない。女性議員の数が限られていることによる声の届きにくさもある。望まない妊娠が引き起こす経済的損失や、性感染症が不妊の原因にもなる、という話に結び付けなければなかなか聞いて貰えない現状があるそう。2023/02/07

totuboy

6
性的同意の項目については大変勉強になった。しかし、日本ではこういう議論がオープンにしづらいという空気はなぜあるのだろう?「恥」の文化がそうさせるのかもしれないが、こうしたことははっきりと考えさせていけばよいと思う。寝た子を起こすな、という従来の考えがこの遅れとなっているのだろう。2021/01/24

だーやま

4
すべての日本人に読んでほしいとまで言いたい。「性」と言っても生物学的な側面、コミュニケーション、スキンシップ、ジェンダーなどなど様々な要素を含むもの。日本には解決しなければならない問題が多すぎる。性差別発言問題をきっかけにジェンダーギャップについて世界各国から批判された日本、今が変わるタイミングなのではないか。 この人の文章の感じが好きだった。笑2021/04/18

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