三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾

  • ISBN:9784484202297

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内容説明

「朝日新聞」名物・名文記者の文章技巧25発を紹介。つかみ(冒頭)の三行、起承転結、常套句が害悪な理由、一人称、文体、リズム、といった技術を網羅するが、方法論にはとどまらない。なぜそうするのかを、自己や他者の心のありようにフォーカスしながら考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

142
ちょっとした文章を書くに際しての気を付けることなどが書かれていてわたし的には面白いのですが少しポイントが拡散しているように感じました。塾という題名があるのである意味、授業的な感じで書かれていて飽きさせないように文章に関連する様々なことに敷衍されています。これが話ことばであるといいのでしょうが、このような文章に書きおろすと若干冗長になるのだという気がしました。私はエッセイ的な読み方をしたのであまり違和感は感じませんでした。2023/11/16

佐藤(Sato19601027)

117
本を読んだ感動を伝えるには、熱い思いを言葉に込めなければならない。著者は元新聞記者で朝日新聞編集委員。九州で百姓・猟師をしながら、ライターのための私塾を開き、若い書き手を育てている。文章を書くとは、考えることであり、生きること。この本には、ちょっとうまい文章を書くための技術が詰まっている。読書とは、作者の意図を理解して、その世界に浸るだけではなく、揺れ動いた感情を吐き出すことを伴う行為。感動を言葉にすることは難しいが、少しでもうまい文章を書けるように努力していきたい。(読友さんのレビューを見て読んだ一冊)2023/11/23

mukimi

114
これは巧い。谷崎潤一郎や夏目漱石の、胸の奥にじんわりと暖かい歓びが染み渡るような文章の上手さとは違う、指一本で簡単にスクロールされてしまうスマホ時代に人に最後まで読ませるための文章の書き方である。簡潔で濃厚で断言が多く、前衛的、急進的、男性的である。自分が真似したいかというと少し異なるように感じたのに付箋だらけになったのは作者の書くという行為に対する情熱にやられたから。あらゆるものを見て感じ、感性を研ぎ澄まし、自分だけの言葉を探す、磨き上げる、そして自分自身を知る、よく書くことはよく生きることから始まる。2023/10/03

けんとまん1007

110
三行で撃つ・・の意味を考える。無駄を省く。流行り言葉は使わない。短文で(主語、述語の数)。ナラティブ。モノの考えかた、日々の過ごし方にも及ぶこと。話す、書くことは、考えること。その地道な繰り返し。それを支えるためには、語彙を増やすこと。本を手に取ること・・・特に、ここだと同感。本とデジタルは違うというのも同感。本は、五感で読む。五感で確かめ、感じ取る。2022/09/28

ホッパー

78
書くことに対しての熱量と厳しさが伝わってくる。教科書めいた書き方ではないので、刺激を受けながら読む。感性を研ぐ努力を怠らない姿勢が最も印象に残った。2021/10/24

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