新自由主義の暴走 格差社会をつくった経済学者たち

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新自由主義の暴走 格差社会をつくった経済学者たち

  • ISBN:9784152099891

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内容説明

1960年代以降、アメリカの市場原理主義を推し進めた経済学者たちがどのように政府の政策決定に影響を及ぼしたかを検証し、経済保守主義者が規制緩和を唱え自由競争を称揚した結果、超格差社会が生まれた過程を明らかにする。解説:前田裕之(日本経済新聞社)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

3
「経済学者の栄光の時」は反ケインズ派によって1969年からリーマンショックまで続いた。その理論的支柱こそミルトン・フリードマンその人だ。ベトナム戦争が続く1970年代、厭戦気分になっていた国民は、フリードマンらが後押しする徴兵制廃止に飛びついた。戦争を起こしにくくすると唱えられた徴兵制廃止は、その後の米国をみても全く反対の道を進んでいることが分る。フリードマンはさらに変動相場制への移行をニクソンに迫り、これも実現してしまう。フリードマンが米国経済、ひいては米国政治をダメにした元凶。というのが著者の本音だ。2022/03/05

ポルポ・ウィズ・バナナ

2
アホみたいな感想ですが経済学者ってタチの悪い占い師すなわち詐欺師みたいなもんやな。市場を安定させるには結局全地球人のモラルに依るしかないよな。 ◎1945年、戦後まもなくは自由市場を礼賛するハイエクは「時代遅れ」だった。イギリスのジャコバン派(1688名誉革命の年)ぐらい未来がないものとみなされていた。そんなハイエクですら「ある程度の政府の介入は必要」としていた。それに完全対立したのがケインズである。 ◎徴兵制に無くしたのは新自由主義(ミルトンフリードマン)その感覚が浸透し始めたのは60年代初頭 2021/05/09

Go Extreme

1
市場重視:ウォルター・オイの闘い フリードマンvsケインズ:輝かしい瞬間 不完全雇用の国:ボルカー革命 課税なき代表:猛烈に怒っている 企業信仰:反トラスト法 規制からの自由:航空業界の規制緩和 命の値段:秤にかける 通貨という問題:経済ナショナリズム メイド・イン・チリ:自由からの自由 ペーパー・フィッシュ:グラム博士夫妻 洪水の後:縮小するパイの取り分 新自由主義経済学の台頭→格差の拡大・金融機関の暴走・グローバル金融危機とグレート・リセッション2021/01/26

numainu

0
評価D2023/05/13

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