さんかく

個数:1
紙書籍版価格 ¥1,650
  • Kinoppy
  • Reader

さんかく

  • 著者名:千早茜
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 祥伝社(2020/12発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396635794

ファイル: /

内容説明

「おいしいね」を分け合える,そんな人に、出会ってしまった。古い京町家で暮らす夕香と同居することになった正和。理由は“食の趣味”が合うから。ただそれだけ。なのに、恋人の華には言えなくて……。

三角関係未満の揺れ動く女、男、女の物語。恋はもういらないと言うデザイナーの夕香。夕香の“まかないが”が忘れられない営業職の正和。食事より彼氏より、研究一筋の日々を送る華。一人で立っているはずだった。二人になると、寂しさに気づいてしまう。三人が過ごした季節の先に待つものとはー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

390
千早 茜は、新作中心に読んでいる作家です。お料理小説連作短編集の体裁ですが、一筋縄ではいきません。今時の三角関係ダブルの恋愛模様、不思議な小説ですが、楽しめました。タイトルの料理・食べ物の内、ベトナム料理のバインセオ以外は、全部食べたことがありました。料理上手の女性と暮らしたことがないですが、やっぱり幸せなんでしょうね。2019/12/16

美紀ちゃん

235
高村夕香さんと伊東正和くん中野華さんの三角関係。 伊東くんは悩む。 俺にとっての家はどっち? 心も身体も華に。 けど生活は高村さんの町家に。 穏やかで居心地の好い暮らし。感情は生活に宿るのか?心に宿るのか?混乱する。 華は他の女の子とは違う普通じゃない。まぁ、悩むよね。 出てくる料理の描写が美味しそう! 皮から作った水餃子!しかも具はパクチーと羊。絶対に美味しいよね。もー土鍋で炊いた白米で作った塩おにぎりから最後までずっと飯テロ。 とうもろこしご飯とか、最高に美味しそう! 手巻き寿司最高! 2020/11/11

tenori

178
意地悪な本。装丁はパフェなどあしらって可愛らしい。四季を織り交ぜた京都の描写もよい。なにより食に対する表現。文字だけで素材感や調理の音、匂い、味までが手に取れるように伝わってくるし、食べることの喜びを感じられる。翻って登場する三人の男女のこずるさよ。不器用と言えば聞こえが良いけれど、自分の愚かさを誰かにぶつけて正当化しようとしている。その微妙な関係性が「さんかく」なわけで、平仮名としたあたりは読めば納得。人間関係のアンバランスと、食に対する緻密な表現がなんとも独特な世界観を作りだしている。意地悪である。2020/08/27

❁かな❁

178
食べるの大好きでお料理も得意な千早さんらしい作品。京都を舞台に緩やかな男女の物語。京町家で暮らすアラフォー高村さんと同居することになった伊東くん。そして研究一筋の恋人の華。古い町家での丁寧な暮らしが素敵で鼠が出るのは無理だけど少し憧れてしまう。出てくるお料理が全てとても美味しそう。食の趣味が合い「おいしいね」を分け合えるのは幸せ。映画『月とキャベツ』だろうと思われる会話もでてきたり資生堂パーラー、イノダコーヒーなど実在するお店が出てくるのも嬉しい。淡い三角関係。違うラストを望んでしまったけど好みの作品。2020/06/05

みどどどーーーん(みどり虫)

173
「愛ってよくわからないけど、傷つく感じがステキ…」っていう薬師丸ひろ子の歌が浮かんできた。「半信半疑、傷つかないための予防線を…」って桜井さんの声も聴こえてきたよ。恋愛ってそうだよね。共同生活も不倫も研究にも縁はないけど、千早さんに綴られたら三人ともの心の揺れがわかる。「いとー」じゃなくて「いとう」とか、こういう千早さんの視点も好きなんだよー。食べ物との絡め方も上手い。そして美味そう!『からまる』『あとかた』、そこへ『さんかく』が、私の好きな千早さんの小説、ひらがな4文字タイトルグループに加わりました👑2020/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14719316

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。