新潮新書<br> 本当は危ない国産食品―「食」が「病」を引き起こす―(新潮新書)

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新潮新書
本当は危ない国産食品―「食」が「病」を引き起こす―(新潮新書)

  • 著者名:奥野修司【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 新潮社(2020/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108860

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内容説明

「国産食品だから安心、安全」というのは (ウソ)である。実は日本では一部の農薬の規制が世界的に見ても緩(ゆる)い。それらが残留した日本茶、野菜、果物、コメ、パン、パスタなどを私たちは日常、口にしているのだ。研究者たちが指摘するのは、肥満、アレルギーのみならず、脳の萎縮(いしゅく)、自律神経の失調、神経伝達の異常、発達障害など、数々の重大なリスクである。最新の科学データと緻密(ちみつ)な取材をもとに、大宅賞作家が警鐘を鳴らす問題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko

75
読み友様からのご紹介本です📚薄々知ってはいた&分かってはいたがデータを出されるとぐうの音も出ない。海外では規制されている農薬ーネオニコチノイドが堂々と使われている日本に未来はない。パスタなんてもう終わっている🍝大好きなのに。米粉にシフトしたいけど小麦粉で焼いたパンの方がおいしいし😢なんでこんな事になったのか。政治家は責任を取ってほしい。と言っても彼らは無能だから何もしないですよね。自衛するしかないけどまさか自分で小麦やら栽培する訳には行かない。オーガニックは非常に高価ですし😢2022/08/15

とよぽん

67
外国産の農産物は収穫後の輸送に日数がかかるからポストハーベストが心配で私は買わない。しかし、この本でプレハーベストの小麦が輸入されパンやパスタなどに使われていることを知って、衝撃!日本は農薬の使用規制が諸外国に比べてけた違いにゆるく、これも衝撃だった。毎日飲むお茶に大量の農薬が残っているというのも初耳。今の農薬は土の中から根が吸収して作物の細胞に行き渡るのだそうだ。だから、洗っても除去できない。少量でも生殖機能や脳に影響して発達障害の誘因になったり、子や孫に世代を超えて害が及ぶこともあるという。怖い!2021/04/07

ミライ

54
規制の緩い日本では、世界で使われていない一部の農薬が使われることにより、その農薬が残留した日本茶や野菜、米、パンなどの危険性及び、それを食べることによる弊害について解説された一冊。水で洗ってもほとんど取れない野菜(食品の内部に侵食している為)など、危険な農薬が普通に使われている事実がエビデンスとともに紹介しており、読むと有機野菜しか食べたくなくなる…。諸外国と比べて農薬規制がいろいろと緩めなのは、政治的な闇が関係してそう。2021/05/08

花男

22
全てを鵜呑みにすることはまだできないが、グリホサート(除草剤に含まれる)が含まれる小麦粉は避けて食べたい。また日本が他の国より残留基準値が低いのはアメリカに媚びる要素もあるようだ。こうした日本人の健康に関わる大事なことを政治に利用されてはたまったものではない。 一般人も日頃から勉強しておかしな事はおかしいと思ったり、意見をいうことが大事である。自分の子供たちの未来の為に。2022/04/09

roatsu

15
筆者の言にもあるが、万事において無知や疑うことを知らない(正しく疑うための知性も胆力もない思考停止)ことがどれほど危険かをまざまざと知らしめてくれる一冊。本書の提起が全て正しいとすれば状況はもう絶望的というのが素直な感想。題名はP149の小麦の様に国産即危険としない主張もあるので若干語弊ありか。危険なのはネオニコチノイド系農薬とその国内外を問わない猖獗状況だろう。特に、功罪あるとはいえ敗戦後一貫した対米従属が染みついた我が国の状況は現憲法同様に禍根ですら体制化・既得権化してしまい、同農薬使用とセットの農産2020/12/19

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